何者

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7973
レビュー : 1443
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103330615

作品紹介・あらすじ

「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウの新刊!

「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 拓人目線で読んでいたので最後の理香の言葉が自分に言われているようで身につまされる思いでした。

    朝井リョウさん、初めて読みました。
    他の作品も読んでみたいです。

    頭の中にあるうちは、いつだって、なんだって傑作

  • 私はカッコ悪いと笑われる中で必死にもがけるかな、
    主人公に共感してしまうとこもあって、胸が痛かった。

  • 発刊当時にちょうど就活を経験し苦しんだ身としては、当時の空気感がリアルに感じられて読むのが辛かった笑 
    まさか叙述トリックになっているとは思わず、まんまとビックリしたが、読んでて感じていた違和感はこれだったのかと確かに納得させられた。
    朝井先生の本は初読みだけど、構成と空気感の再現が上手い作家だと思った。他の作品も読む。

  • 最後の最後にどんでん返しでやられました 笑。主人公の視点から物語を見ると歪んだ形で見える怖さが、ネット社会の怖さにつながりました。今風の表現と会話のテンポに一気に引き込まれ、登場人物の弱さが醜い形で現れながらも、根っからの悪人ではない様子の描写が上手くて、リアリティをすごく感じました。ぜひ読んでほしい一冊です!

  • 己を見ているかのようだった・・・

  • 就活の話。
    自分は公務員志望だったので、就活ではなく試験だった。落ち続けたあの頃がよみがえったなあ。汗出てくる。
    朝井リョウは「桐島」以来2冊目だが、もっと読んでみたくなった。

  • 本当の自分、自分が思う自分、人から見た自分。その3つは全て違うとは思っていたけれど、実はそんなにシンプルではないのかもしれない。
    手軽に自分自身を発信できるようになったことで、逆に本当に大切な核になる部分があいまいになり、分かりにくくなっていくのかも、、、と思いました。

  • 難しいかなと思って読み始めましたが、全くそんなことはなかったです。スーっと背中が寒くなってくる、そんな話でした。SNSはやっぱり苦手意識が強くて、なかなかできないけれど、それでいいのかもしれません。

  • 就活生の話。

    米津玄師さんが流行り始めた頃に、先に映画を見ていたのでやっと原作が読めたというのが読んだあとの感想でした。

    2012年発刊で7年前の話だけれど、就活は今でもこういう感じなんだろうな、とか、ここから10年後20年後にTwitterやLINEは残っていて、これを読んだ人はわかるんだろうかとか思いながら、就活生の緊張感や焦燥感や苛立ちや人との接し方やSNSの関わり方がリアルで、就活をしたことのある人なら共感できる部分がたくさん出てきて、息苦しくなると思われるとても良い作品でした。


    「ダサくてカッコ悪い今の自分の姿で、これでもかってくらいに悪あがきするしかないんだよ、もう」

  • お祈りメールが来るたび、自分は社会不適合者なんじゃないかと落ち込んだ。
    自己分析をしても自分の強みなんて全然わからなくて
    必死で取り繕ってアピールポイントを履歴書に書いた。
    先に内定が出た子のことを『すごいな』とか『うらやましいな』とかは思ったけど
    拓人のような批評の目線で見ることはなかったなぁ。
    薄っぺらな若者たちがもがく姿、リアルな描写で懐かしかった。

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著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

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