何者

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9317
感想 : 1568
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103330615

作品紹介・あらすじ

「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウの新刊!

「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 就活生なのでリアルを感じながら読めた。関係が歪だけどあまりにもリアル。最後の怒涛の詰めかけがとても痺れた。

  • 自分が就活をしている頃を思い出しました。自分を作る感じ、選考に落ちると自分の全てを否定されたような気がした感じ。自分が「何者」になるかは自分が決めるしかないんですよね。社会に出て、20年ほど働いてきたからこそ、そう思うことができます。

  • 就活の嫌な感じがすごい伝わって苦い気持ちになった。

  • 記録用

  • 就活での裏の顔は。。。

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/401010

  • 2024/2/20 読了
    かなり前の就活を思い出してしまった。大学受験以上に経験したくないなー。
    早く就活始めた子ほど、本当に内定もらえず、互いに気まずくなる、あのザワッとした感。嫌だったなー

  • 毎年のGUUTARA WEEKですが何か?

    ってな事で朝井リョウの『何者』

    就活に勤しむ元劇団員の二宮拓人、元バンドマンの光太郎、留学から帰ってきた瑞月、同じく留学、インターン、ボランティアを売りにした理香の4人の就活活動記の話かと思いきや……。

    4分の三までそんな話じゃったが残りの4分の一から何者なる心の闇を曝け出すSNSの恐ろしさと言うか、愚かさと言うか……w

    心の闇をネットに載っけて♪

    2016年23冊目

  • 自分の就活の頃を思い出して読んだ。

    登場人物のような人間関係で就活はしてなかった自分にとっては、なかなか気持ちを入れるのは難しかった。
    しかし、
    妬み嫉みを現代のSNSを通して言ってしまう、その問題点とか、そーゆーのに惑わされる人間関係の面倒くささを凄く感じた。

    就活のときって何故こんなに人間の本性が出るのかな

  • 読み始めてしばらくは退屈だった。就活に右往左往する大学生たちの日常が事細かに描かれているな、としか思わなかった。
    だがこの作品は終盤に至って変貌する。いいや、豹変、と言ってもいいかもしれない。
    人は普段から己の本心や姿を隠して生きる者である。それを観察する者もいるのだ。そして観察者を観察する者もまた。
    直木賞受賞も頷ける。

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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