百の夜は跳ねて

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 857
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103526919

感想・レビュー・書評

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  • ところどころブログの書き込みみたいになっていて、テンションを維持するのに苦労してるなぁと思いました。

  • ちょっと救いがあるのがいい。

  • 前から手元にはあったが、なかなかタイミングがなくて読みきれていなかった。
    が、芥川賞の選評が興味深くて、気になっなら一気に読みきれた。

    視点や言葉や切り口は作者っぽいなと感じた。
    社会の見方なんかはやっぱり惹きつけられる。

    またいろんな視点で社会を語って欲しい。
    その手段に小説っていうのは面白いし読みやすい。
    いっそのこと、小説と社会学的な解説本みたいなのだしたら面白そう。
    また続編が読みたいです。

  • 小説というか、、、エピソード集。短編で人物像を凝縮してもらいたかったな。

  • うーむ

  • ビルの窓拭き中に窓を挟んで知り合った金持ちの老婆との交流.犯罪まがいの窓からの盗撮とその写真を待つ老婆の何か寂しさを覆うような段ボール群.都会の中で危ういバランスで生きている人たちの出会いと別れをさらりと描いて,そして深い.死んでしまった先輩の語りかけが寂しさを際立たせていて.彼の行きたかった世界中の種子の貯蔵庫のある北の島はいい選択だ.私も興味があってちょっと行ってみたい.

  • 平成くんさようなら、が好きだったのでとても期待していた。
    平成くんとの比較になってしまうが、あっちは平成くんという主人公が魅力的で平成くんに引っ張られて楽しく読めたけれど、こちらはいまいち登場人物に魅力を感じず、ストーリーにも魅力を感じず、最後までただ字面を追うだけになってしまった。
    この小説を書きたいと思った理由が知りたい。

    前作で魅力だと感じた今どきワードが控え気味だったのも残念だった。

    次回作に期待。

  • ビルの窓拭き清掃員とある老婆の話。
    都会での無機質感を描いている。

  • ビルのガラス清掃員翔太は高層ビルに住む老婆に頼まれ、隠しカメラで清掃中に部屋の写真を撮る。孤独を抱えた若者と老婆の不思議な交流が始まる。

  • 高層ビルの清掃員が仕事中に出会った老婆。
    ガラスの向こうの彼女が口紅で残した部屋番号。
    孤独を抱える二人の奇妙な関係が始まる。

    前作は高層ビルに住む人が主人公で、今作は高層ビルの清掃員が主人公。
    なんとなく社会の格差を感じてしまったせいか、序盤から哀しさのような色を感じ。
    人間として見られないことより、それに慣れてしまうことが悲しいと思う。
    彼は何を求めて何を見つけたんだろう。

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著者プロフィール

1985年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。2011年に若者の生態を的確に描いた『絶望の国の幸福な若者たち』で注目され、メディアでも活躍。18年に小説『平成くん、さようなら』で芥川賞候補となる。19年『百の夜は跳ねて』で再び芥川賞候補に。著書に『奈落』『アスク・ミー・ホワイ』『ヒノマル』など。

「2023年 『僕たちの月曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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