- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106101939
感想・レビュー・書評
-
ネット社会に人間はどうすべきかを対談形式で論じている。ウェブの正解で生きる術、匿名社会でサバイバルをテーマに論じている。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2007/05/13購入。対談は内容を噛み砕きやすいから比較的読む。いい例えが出てきて納得しやすかったり、噛み合なかったり、そこらへんが生っぽくて好きみたい。
-
『WEB進化論』の続編。梅田さん(IT業界)と平野さん(作家)の対談形式で、WEBのもたらす新しい変化についてが書かれている本。
手に取った理由は、前書『WEB進化論』が面白かったから。今回面白いなと思ったのは、『WEB進化論』がユートピア的な話が前面に出ていたのに大して、WEBがインターネットを如何に変えてゆくのかと言う話を中心に据えながらも、それは全てがばら色ではなくて。現実に生きてゆくにはお金も必要だし、それを稼ぐにはリアルが一番であると梅田さんが言っている点。
ネットとリアルのバランスという言葉は言い古されているけれど、最先端の分野での変化に引き吊られる形で社会が変化してゆくには、どうしても時間が掛かるのだなとの感想を持ち、
新しい世界を無条件に受け入れるんじゃなくて、そことの付き合い方を自分なりに考えて行く姿勢が21世紀では大切と、この本から学んだ。 -
『ウェブ進化論』の梅田さんと、作家の平野さんの対談形式で展開されている作品。ウェブ社会の今後についてそれぞれの視点から語っており、観念的にウェブの世界を捉えるとこんな話になるのか…
と思う作品である。 -
対談形式なので4時間くらいで読めました。内容も非常に素敵です。ウェブってどうなるんでしょ?ってことを非常に冷静に話していられるように僕は感じました。
-
「ウェブ進化論」の梅田望夫さんと作家の平野啓一郎さんの対談。一冊を通して「ウェブ・人間論」と「ウェブ人間・論」の二つのことについて、各々独自の視点からの考え方で語り合っている。この人たちの頭の回転の良さと、知識の広さには感服した。
-
対話形式で、非常に読みやすい。blogやSNSを通して発言していくことによって、「自分自身が規定されていく」という現実を梅田氏は「よいこと」と捉えている点が自分には新鮮だった。自分自身を理解していくために、(対話式blogで)発言することで自分自身を1度規定してしまうという発想が、非常に新しい。
-
ウェブ進化論は読んでいないけどこっちを読みました。梅田さんと平野さんの対談です。お互いの議論がからみあっていて面白かったです。ウェブ2.0がどのような世界なのか、なんとなくつかめました。ブログで自分の考えを書くときにいつも迷いがあるんだけれど、その理由がちょっとわかった気がした。
【2007.6.19】 -
ウェブ人間論 梅田望夫 平野啓一郎 203ページ
この本はこれからのウェブ時代が人間へ与える影響を、梅田さんがビジネス、テクノロジーの視点で、平野さんが文学の視点でそれぞれ、意見をのべ討論しています。
梅田さんはウェブ世界を肯定的にみていて、ウェブの世界の可能性を受け入れた上で、個人個人が対応していく社会にしなければならないといった立場で、
一方、平野さんは、ウェブ世界をすべてを受け入れるのではなく、その良いところ悪いところを、取捨選択し、よい社会をつくるべきだとする立場でした。
極端な言い方をしてしまえば、ウェブ肯定派とウェブ懐疑派の討論のような印象です。
しかし、二人の意見が比較的分かれているため、話の内容が偏らず、ウェブ社会の考察について二つの視点がえられ、とても面白い本でした。
ネットはまだまだ、未知なる可能性を秘めていますね(^▽^)
今ではネット上において、ワンクリックでほとんどのモノがなんでもそろうようになりました。モノが家で買える以上、お客さんを外へ出して、お店にひきつけるには、サービスや、経験、感動を売ることに力をそそぐことが重要なんじゃないですかね♪
「本の構成コーナー」
第一章 ウェブ世界で生きる
第二章 匿名社会のサバイバル術
第三章 本、iPod、グーグル、そして、ユーチューブ
第四章 人間はどう「進化」するのか
「本日の気づきコーナー♪」
〇ネットの世界のあらゆる場所の人々と交流する言葉や価値観に影響されながら、成長してゆくことになる。
〇オープンソースの原動力って、結局そういう個々の承認感動にあると思います。
〇リアルの仲間も、ネットの仲間もあまり区別がない感じが最近出てきた
〇インターネットって中央に集権した権力はない、というのが成り立ちのよう思想としてある。
〇もちろん、「教養」の核になる、読み、書き、考える力を身につけさせてくれるのは、ネットよりも、思考がしっかりと構造化された本だとおもいますよ。