その「つぶやき」は犯罪です: 知らないとマズいネットの法律知識 (新潮新書 572)
- 新潮社 (2014年5月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106105722
感想・レビュー・書評
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新書だし、タイトルからして、もっと軽い読み物風になっているのかと思ったら、ネットに関する法律の入門書として、とても読みやすくまとめられていると思った。昔法律をかじったことがある者としては、ネット関連の最近の判例の動向なども知ることができ、思いがけずよい勉強になった。
ただ、法律書というものは、おしなべてこういう書き方になってしまうので、法律を詳しく勉強したことのない人には「結局白なのか黒なのか、はっきりしてない!」と感じられてしまうところもあるのではないか・・・とは思う。でも、事例ごとに、個別具体的な状況を勘案して判断されることのほうが圧倒的に多いのはいかんせん事実で、その点を、専門家なのにいとも簡単に断言してしまったりする人が多い昨今、乱暴な二元論にしてしまったりせずにきちんと説明しているところなど、著者である弁護士さんたちにはとても好感が持てた。きっと編集者と闘ったんだろうな・・・などと勝手に推測してしまったり。このタイトルは、ぎりぎりのところで譲ってあげたりした結果なのかな・・・? -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99648056
2015年度の「ネットのあれこれ」でも取り上げられました。 -
確実に踏み込んでる、私らはそのトラップに。
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【配置場所】特集コーナー【請求記号】320||T【資料ID】91140653
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請求記号:SS/007.3/So48
選書コメント:
あなたのtwitterやfacebookへの写真アップロードやタグ付け、URLへのリンク、そして何気ないその「つぶやき」...もしかしたら”犯罪”かもしれませんよ...。
(東松山図書課 閲覧担当) -
これはとっても勉強になる!すごくわかりやすい!
タイトルのインパクトがすごいけど、内容はまさに「知らないとマズいネットの法律知識」でサブタイトルの通り。
序章と第一章『人は知らぬうちに「加害者」になる』、第二章『人はある日突然「被害者」になる』で構成されていて、第一章で三分の二を占めている。
それほど、「書き込んだ内容、共有した情報が瞬時に不特定多数の人間の目に触れる」というネットの特徴ゆえに、「知らないでいるけど知らないではすまされない問題」がたくさんあるんだね。
どの法律の何条にあたるのか、参考になる判例、そしてそれをより噛み砕き身近な例に置き換え…という形が繰り返され、何が問題なのか・どこまでが問題なのか、その根拠、とにかくわかりやすく解説してくれるすごい本!
すごくお勉強になりました。 -
SNSやブログには違法がたくさん転がっているのですね。
マナーを守っていれば回避できることもたくさんある。
そしてたとえ会員限定や公開範囲を決めていても
ネットに載せる以上情報や内容の流出は覚悟しなければならないということと、
自分なりに今まで気をつけてインターネットを
使ってきたけどこれからもさらに気をつけて
楽しく使っていきたいと改めて思った -
こういう知識って不可欠だよなぁ。学校でもっと教えればいいのに。。
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英語より、法律を必修にしたほうがいいと思う今日この頃。「知らなかった」では済まされませんよね…