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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120051999
作品紹介・あらすじ
〈楽園の向こう側〉に一人の小説家が見たものは。
早すぎる栄光から一転、三十代にして翳りの時代を迎えた作家の葛藤と、困窮のなかでも失われることのない確かな輝き。
四十四歳にして死を迎えることになるフィッツジェラルドの
晩年十年間に書かれた短篇とエッセイの名品をセレクト。
感想・レビュー・書評
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長い間、フィッツジェラルドの作品は折を見てコツコツと読んできたけれども、本書の中のエッセイの「壊れる」三部作にこの作家の真髄と言えるような点が発見できたことが大きな収穫だった。
と、考えている内に「氷の宮殿」が読みたくなってきた。中毒性というのとは違うフラッシュバックのような作品への希求が時折訪れる不思議な魅力を持った作家である。74 -
若くして迎えた不遇の時代。困窮のなかで、その筆致は揺るぎなく美しい。早すぎる死までの十年間の多彩な短篇とエッセイをセレクト。
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