新選組始末記―新選組三部作 (中公文庫)

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  • 中央公論新社
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027589

感想・レビュー・書評

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  • 中学生のころ、自分の中で新撰組ブームが到来し、ありとあらゆる新撰組の本を読んだ時期があったが、その原点となったのがこの本。
    いろいろ読んだ中で一番印象深いのもこの本。
    ウン十年ぶりに久しぶりに読み返しましたが、やっぱり素晴らしい。

    筆者の子母沢寛は、新撰組隊員の遺族やゆかりのある古老を訪ね歩き、一連の小説によって隊員たちの人物像を生き生きとした姿でよみがえらせた、偉い人なんです。
    新撰組に興味のある人にはぜひ読んでほしいです。

  • さすが昭和初期に書かれた小説。いや、難しい・・・
    というわけで、三ツ星。
    作家さんが悪いわけではなく、私の理解力の問題ですな。

  • 小説でもなく史実記録でもないようで、どういう位置づけで読んだらいいのかはやや迷う。
    ただ、当時の書簡をそのまま転記していたりするおかげで、生々しい雰囲気はよく伝わる。
    この本をもとにいろんな小説が派生した説もけっこう納得。

  • 『浅田次郎新選組読本』を読んで、新選組好きを自認するならやっぱりこれは読んでみないといけないなと。

  • あらゆる新選組創作物の原典。本当に「あ、あの本はこれをネタにして…」というものが随所にみられる。
    ちょうど今から見たら二次大戦くらいの位置づけだったんでしょうね戊辰戦争。経験者の年齢も同じぐらいだし。
    そんな方達から貴重な証言を得たんだし、だからこそ創作の部分ときっちり分けて提示して欲しかったなとも思います。歴史資料になしえない。
    でも一新選組ファンからしてみれば、文句なしに面白いですがね。
    それにしても子母沢さんは近藤勇好きなんでしょうね。流山以降も調べてくれていたらなぁ。

  • 実際の隊士の生き残りなどにもし子母澤さんが取材して書かれたという作品。どこかのサイトで「新撰組だったらひとまずこれ読め」的な書かれ方をされてたので、古本屋さんで探してきた本です。

    買ったのはけっこう前でして、確かに一度読んでるんですが、もう内容あんまり覚えてないので、もう一回読みたいな…。内容うろ覚えなので、星はつけないどきます。いや、つけられません。

  • 史実なのかよく分からないが、語り継がれている話やらが書かれていて面白い。歴史ってこういうことを言うんだな、と思わされる本。新選組についての本はいろいろと書かれているけれども、これが原点に近いらしい。
    ただ候文まじりで、読むのが難解だった。
    2010/6/1

  • 実家にハードカバーで持ってるんですけどもう数年読んでないので買ってみました。…いや中古だったり文庫でサイズちっちゃかったし…。
    捏造も多いと言われてますが、他の時代小説作家さんとの対談の記録とか読んでるとたとえあったとしても1割いくかいかないかくらいじゃないかなぁと思ってます。それか聞き取りしたことから推察される範囲のこととか。

  • 新選組三部作の第一弾。
    永倉新八翁や新選組ゆかりの人々等の話を聞き,当時の風景を鮮やかに思い描かせてくれる。

  • 新選組3部作の1作目。
    新選組関係者や書簡を元に書かれた新選組の元本ともいうべきもの。
    近藤勇が一角の人物であることがよくわかります。

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