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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122067592
感想・レビュー・書評
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高校生の深冬は片想い相手の優弥とともに彼の故郷・潮見島へと向かう。だが島には、絶対にかなわない恋敵がいた。『潮風エスケープ』を改題。
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もういらないというタイトルと帯に一生に一度の大失恋なんて書いてあるから、ネガティブな話なのかと思ったが、素晴らしい夏だったという話にわたしは感じた。
ただの恋愛小説ではない。
神、伝統、変えられないもどかしさ、逃げ出したい気持ち、変わらない人々、変わる人、人間関係。
正直恋愛は脇役だと思った。昔から受け継がれる伝統を通して、自分はどう受け止め変わっていくのか。はたまた変わらないのか。
深冬の、親への感情や好きな人への気持ち、好きな人が第一で祭りとかどうでもいい、好きな人と一緒にいたい知りたいって思いはめちゃくちゃ理解できました。
恋愛としては成就しなかったけど、みんな一歩前に進めたのでスッキリとした読後でした。
幸せになってほしいな。