- Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150107390
感想・レビュー・書評
-
新訳版で読んだ表題作以外を読んだ。どちらも読み応え十分。
第二話「グッドナイト、スイートハーツ」は男のロマン(作者は女性だけど)。
第三話「衝突」は異文化コミュニケーションのはなし。「この頑固おやじ!」のところは訳者 浅倉さんが私の気持ちを代弁してくれた感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良作のSFを読むたびに驚嘆するのが何より作者の想像力。違う星に生きる生命の文化や習性、果ては歴史まで、この一冊を書くためにどれだけ練りこんでいるんだろう。読んでるこっちの想像力が追いつかないもんだから所々でつまづきそうになってしまうほど。でも確かにその中には今まで見たことのない知的生命体の躍動を感じた。どの話もおもしろかったけど一番はやっぱり表題の『たったひとつの冴えたやりかた』だった。ストーリーとタイトルのセンスが最高にクールといえる
-
読みやすくてファンになった
表紙 5点川原 由美子
展開 6点1986年著作
文章 7点
内容 810点
合計 828点 -
あまりSFは読まないけど、これは題名がかっこよくずっと読みたかった一冊。
世界観もちゃんと構築されているし、読ませるドラマ性もあって思ったより面白かった。もしかしたらそのうち読み返したくなる本かもしれない。 -
おおー、最後はアトムやないかい。
独自の世界観が面白くはあるんだけど、主人公の女の子、呑み込みが早すぎないか?もうちょっと苦悩してもよさそうなもんなのにな。 -
泣ける。
-
2015年12月23日読了。
とにかく表題作がよい。読んで良かった。 -
感受性不足で泣けなかった。ヒロイックだから?
想像力、それらの現実の暗示(若さと老いと死、男性と女性、異種族と場とコミュニケーション)についてははっとさせられるものがあるし、話の展開も巧みでどんどん読み進められた。中学生高校生くらいで読んでおきたい。
設定が生かしきれていたかというと…どうだろう?
技巧派と言われるのもうなずけます。 -
旧版の方を読んだので、80年代?90年代?の少女漫画の口調がかえって元気よくてよかった。
異種族の仕組みや考え方の違い、それを乗り越えてコンタクトを取っていく姿勢に共感し、ハラハラしながら読んでいた。
現代社会を風刺したり近未来の地球を想像することが多いSFの中で、ひたすら登場人物の心情に視点を当てていくのは新鮮だと思う。