サリーはわが恋人 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-17)

  • 早川書房
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本棚登録 : 109
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150107789

作品紹介・あらすじ

アップル・グリーンに輝く流線形の車体に高性能の陽電子頭脳を搭載した完全自動制御の夢の車、それが"サリー"だ。ところが、そのサリーを盗みだそうとする、とんでもない男が現われた!-表題作はじめ偉大な科学者ジョーンズ博士が発明した惚れ薬が巻き起こす、若い恋人たちの悲喜劇をユーモラスに描く「当世風の魔法使い」見るからに醜悪な異星人に襲われる美女という、パルプ雑誌でおなじみのパターンを逆手にとって、アシモフ流にアレンジした「この愛と呼ばれるものはなにか」など、巨匠がさまざまな技法を駆使して紡ぎだすヴァラエティ豊かな傑作短篇15篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • アシモフの優しき良心に溢れた短編集
    表紙   6点木嶋 俊
    展開   6点1969年著作
    文章   8点
    内容 670点
    合計 690点

  •  取り敢えずプレイボーイはアシモフに謝ろう。なんか関わってる二作の前書きが面白すぎて笑ってしまった。
     合間合間のアシモフの語りが本当に好き。一つ一つの物語に思い出があるんだなあと思うと読んでいるときの味わいが変わってくる。正直あんまり響かないなーって話もあるんだけど、アシモフの前書きがあるからそういうのも楽しめるという具合だった。
    「こんなにいい日なんだから」が好き。

  • サリーかわいい!
    車好きにとって運転の機会が奪われることは賛否両論あるかもしれないけど、自分はこういうのいいなと思う。
    ただ同じ意思をもった車の話では、お紺昇天のほうがやっぱり好きなのである。

  • さすがアシモフ

     原題は NIGHTFALL TWO。つまり「夜来たる」が分冊された後半部分だ。

     それぞれの短編にはアシモフ自身のコメントがある。これが絶品。

     加えて訳者に役者がそろっている。山岸真、山高昭、深町眞理子 etc。

     それにしてもアシモフは自信家だ。SF界のモーツァルトだね。もちろん

  • ユーモア系SF集。
    ただしあまりぱっとはしない作品も
    あります。

    面白いのは「つまみAを穴Bにさしこむこと」ですね。
    これは、短いです。
    でも、最後に見事にずっこけさせてくれます。
    きっとこういうことでしょう。「あちゃー。」と。

    あとはその光景の前に
    運が悪いことがおきる作品や、
    よく考えるとありゃ、と思えるものや。
    SFとはなっていますが、
    要素的だけなので、普通に読めるはずです。

  • 相変わらず面白い。
    短編集です。それぞれのタイトルも素敵。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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