第六大陸 1 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-1)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150307271

感想・レビュー・書評

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  • 小川一水作品に最近はまっています。一番好きなのはこれ。プロジェクトXのような達成感と前向きさがステキです。

  • 「SF」に夢を見たい方には絶対オススメの1冊。

  • 日本の重工業メーカーが月面基地を作るお話。
    今でもある技術をベースに描いているので突飛な話にはなっていない。技術者にお薦め。

  • 土木小説という分野を築いたSFもの。月に結婚式場を作るという突拍子もない計画を今より少し進んだ技術で目指すというお話。SF版プロジェクト?。

  • 夢のようなテクノロジーで一気に片付けてしまわない土建屋な感じが最高!

  • 極上の理論と平均以下の人物・心理描写.
    最低条件はプロジェクトXが好きなこと.

  • 2025年。月面に日本の建設会社が民間レジャー施設建設を受注する、工期は10年、予算1,500億。困難を乗り越えて目的を達成して行く過程はさながら宇宙版プロジェクトXか。

  • いい意味で割とライトな雰囲気だったので、ちょうど良かったかなあと。リアルな設定と描写が売りのようですが、魅力的な人物達が駆け回るという大事な所をしっかりと押さえています。


    って、全然具体的な感想になっていませんなあ。月を民間で開拓するという設定にワクワクするのもそうですが、冷花さーんって萌へられる人がしっかりといるって事が大事です。

  • 極限環境での建設作業に実績のある後鳥羽建設。そこにある日、とんでもない依頼が舞い込む。なんと、1500億で月にホテルを建てろというのだ。一体そんなことが可能なのか? 機動建設部の青峰は、実地検分に月に赴く。そこは、今までの実績の通用しない異郷だった…
         飛躍のない科学技術に基づいて書かれた小説。小川一水渾身の星雲賞受賞作。キャラクターに薄さは感じるものの、非常に面白い。キャラ造形とラストのネタで−1。

  • この小説には“夢”が詰まっています。荒唐無稽な電波ではなくて、科学が、現在の世界が夢見る理想の一端が、この第六大陸の1巻のはじめに描かれています。<BR>
    確実に進歩していくテクノロジーが、人類に未来を切り開いていく。<BR>
    異世界ファンタジーのような壮大なスペースオペラも大好きですが、こんな風に地に足のついたサイエンスフィクションが大好きです。<BR>
    小川一水の小説は毎回緻密な再現力で様々な世界を見せてくれます。戦地で活躍するスーパースペシャリストな看護婦さんや、海の底に何かを見いだす恋人や。そして今回は“建築”。すべてを手にしているようで現実には孤独な少女の夢が“月”を指し示し、それに向かって邁進する技術者達の姿が素敵です。<BR>
    「宇宙土木工事小説」とは言い得て妙ですね。<BR>





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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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