マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 1005
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310318

感想・レビュー・書評

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  • アノニマスが楽しみになり、スクランブルを再読したくなった。

  • 「アノニマス」がどうなるのか楽しみだ。
    雛鳥は卵から孵り、翼を得て、名も無き魂を包む。

    と言う話になりそうな気がする。

  • 過去と未来を繋いでいる短編集。次回作について、
    展開への驚きより、やはりという悲しい気持ちになった。
    救いがある結末を期待したい。

  • 「マルドゥック・スクランブル」初版の頃がもはや懐かしい。どうやら「改訂版」や「完全版」は、それぞれ大幅な改稿や書き直しがされているらしいから、そっちもいずれ読んでみよう。

    やっぱり、シュピーゲルの娘さんたちよりも、バロットの方がヒロインとして好みだなあ。

  • ボイルド&ウフコックの短編2編とスクランブルの前日譚、ボイルドの回想、マルドゥック・アノニマスに関する短編2編、著者インタビュー(スクランブルの改定、アノニマスについてetc.)、スクランブル初稿の冒頭抜粋
    買ってきて一気に読みました。マルドゥックシリーズは本当に楽しい。アノニマス関連の短編からは、相当大がかりな事件になりそうな匂いがしてさらに刊行が楽しみになります(悲しい事件になりそうですが…)。

  • マルドゥックシリーズの過去の短編と、新章への予告編をコンパイルしたもの。何だかもはや趣味の世界のもので、個人的には食傷気味。

    ただ、最近のマルドゥック・スクランブルのリライトにしてもそうだけれど、古典化したくないという冲方丁の意図はよく現れていると思う。
    熱心なファンは嬉しいんだろうな。きっと。

  • 既読は二編ありましたが、読み逃していた短編に加えてスクランブルの初期原稿と書き下ろしにインタビュウと素晴らしい充実ぶり。"ウォーバード"でウフコックたちの新メンバーが登場したかと思えば、現実感が乖離しすぎて笑えてくる「ヴェロシティ」に連なる戦闘を繰り広げて楽しかったです。そして、冲方さんのインタビュウとアノニマスの予告編で語られるウフコックに関する衝撃は、否が応でも先を読まなければという思いを募らさせられました。早く続きをお願いします!

    • 雪守さん
      既読の"104"の戦闘はコミカルで楽しく、対照的に"-200"は何度読んでも虚しいです。"ウォーバード"、そりゃ決して左回りにならない男が死...
      既読の"104"の戦闘はコミカルで楽しく、対照的に"-200"は何度読んでも虚しいです。"ウォーバード"、そりゃ決して左回りにならない男が死ぬはずないですよね。こりゃ二人がどんな活躍するかも楽しみ。でも果物爆弾は勿体無い。結局使っちゃうんだから食べられないじゃないか。予告編、あの場面で物語は終わらないですよね。せめて、ボイルドの真実を全て知るまでは描いてほしいです。
      2011/05/14
  • マルドゥックシリーズを読むといつも中二病にかかるんだよなぁ・・
    面白いです!興奮します!

  • 私は『マルドゥック』シリーズのファンではない。
    冲方丁の書く『マルドゥック・スクランブル』、そのルーン=バロットとウフコック=ペンティーノのファンと言えるかもしれない。

    故に『マルドゥック・ヴェロシティ』は未読である。

    しかし、これを読めば『ヴェロシティ』も読みたくなる内容なのだ。
    時系列順に並んだくす玉の短編。
    それは未刊の最新作『マルドゥック・アノニマス』まで繋がる。

    『アノニマス』の根底には、『ヴェロシティ』も含まれる。

    けれど、読まなければ良かった、と思う部分もあり。
    『アノニマス』に関わる重大な事実。それは、『アノニマス』を楽しみにしているから、知りたくなかった部分。
    インタビューで語られる、『アノニマス』……。

    書き下ろしの『アノニマス』を舞台にした短編も、ある意味、衝撃的です。
    でも、こちらは、バロットとウフコックの姿を見られて、素直に嬉しかったりします。中々、姿を現してくれない二人にやきもきしつつ。

    『Preface of マルドゥック・アノニマス』も読んでいたのに、この作品の中で読むと、別物のように思えるから不思議です。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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