フェイタル・キュア: 致死療法 (ハヤカワ文庫 NV ク 2-14)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (659ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150407797

作品紹介・あらすじ

若い医師の夫婦、デイヴィッドとアンジェラは、ヴァーモント州の平和な町バートレットの病院に高給で引き抜かれた。だが、現実のバートレットは理想の町どころではなかった。病院のもと院長は、何者かに惨殺されており、病院の駐車場では連続レイプ事件が起こっていた。しかも、デイヴィッドの担当の入院患者が原因不明の病気でつぎつぎに急死していく。やがて夫婦を襲う悪夢のような事件とは…話題の医学サスペンス。

感想・レビュー・書評

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     難病の娘をもつ医者夫婦が主役。

     田舎病院にそろって越してきた主人公たちだが、自身の職場である病院で入院患者を安楽死させている疑いが・・・。

     追いかけていくととんでもない結末が待っているという案配。

     凶器はコバルト60だったというのがショッキング。コバルト60は線形加速器の前によく使われていたもの。私自身、厚みが数メートルもある鉛入りコンクリート扉で実験室に出入りした記憶がよみがえるなぁ。

     最初から病院の元理事長が殺害されるなど、これまでとは異なるタッチが新鮮。どうやって患者を安楽死させるのか(薬か細菌か?)とか誰が元理事長を殺したのかとか謎解きの要素が強い。

     しかし、あまりすっきりとはしない解決だから、謎解きの意味ではイマイチかな。ちょっと長すぎるのも飽きてくるしね。

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