Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-41)

  • 早川書房
3.43
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本棚登録 : 313
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150701413

感想・レビュー・書評

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  • NYの混雑した市電の中で仲間と一緒に乗り込んだ株式仲買人が殺された。コルクにさした毒物をひたした無数の針により。警察は元シェイクスピア舞台俳優のドルリイ・レーンに捜査の助けを借り捜査をするが、第2第3の殺人が起こる。

    ちょっとばかし古めかしい感じはやっぱりするけど、確かにいわゆる「本格派」という感じではある。ドルリイ・レーンが最初から犯人がわかってるくせして言わないとこなんて、いらだたしいしまどろっこしい。
    東急百貨店のブランド「Drury Lane」ってここから来てるのかな?

  • 「ドルリー・レーン シリーズ」記念すべき第1作。

  • シェイクスピア俳優・ドルリーレーンの最初の事件簿です。
    ドルリーレーンが生き生きしています。舞台を降りた名優が犯罪を解き明かしていくストーリーなのですが、話の各所にちりばめられた、シェイクスピア作品からの台詞の引用がすごく好きです。シェイクスピアを読みたくなります。
    ドルリーレーンの持って回ったような言い方とか仕草が微笑ましいです。

  • あらすじ
    ニューヨークの市街電車の車内にて、株式仲買人が上着のポケットに入った奇妙な凶器で殺害される
    密室状態の車内には、被害者に悪意を抱く者が大勢いた
    警察は元俳優の探偵、ドルリイ・レーンに事件の解決を依頼するが、第2、第3の殺人が発生するに及び、事件は意外な様相を呈し始める…


    クイーンは国名シリーズは読んだのだけれど、こちらのシリーズはよく考えたら読んでいなかったなと思い購入
    このシリーズはXからきちんと読まないと面白さが目減りするらしい
    いきなりYを読んじゃダメって事ですね

    ドルリイ・レーンシリーズが日本に初上陸したのが「紙魚殺人事件」
    1936年の事なのだが、この「紙魚殺人事件」の原作は「ドルリイ・レーン最後の事件」だったそう
    いきなり最終作読まされた当時のミステリファンの心境や如何に…

    さてさて、Xの悲劇
    ドルリイ・レーンの全てが鼻についた
    芝居がかったやり口(まぁ元俳優だしね)屋敷、使用人全てがもう臭かった
    あと、両耳が殆ど聞こえないのだけれど読唇術を使えるので会話は完璧って、そんなもんなのか?
    ついでに、あの変装は如何なものかと思ったが
    いるのかあれは?
    最後の変装はおいといて、最初の変装の方ね
    と言うか、ドルリイ・レーンが超人過ぎて吹いた

    あと警察の人間が馬鹿で粗暴な感じで書かれていたのも、探偵を際立たせる為にはまぁしょうがないのかな
    サム警視に同情した

    とかいろいろ書いてるけど、それでも面白かったのは間違いない
    まさに正統派だなと思った

  • だって、もう、当然おもしろいです。そりゃ、名作ですもん。
    久々の翻訳モノのミステリに、最初は苦戦しましたが、
    のってきたらやめられなくなります。

  • すごい面白いよ!と薦められて借りて読んだが、結局最後まで読めず、途中で挫折。超有名作品なので、おさえておこうと思ったけどムリー!合わなかった。

  • 芝居がかった振舞いはレーンという人間の特徴なのだが、これが非常に回りくどく、読んでて辛い

  • 謎やトリックなんかは面白いのですが、如何んせん読み難い。
    自分が目立ちたいだけとしか思えないレーンの行動は、ちょっと目に余るところがあるかと思います。

  • ストーリー自体はすごく楽しめた。でも物語の中で登場人物が変装するのが、なんか現実的ではない。四部作すべて読むつもり。

  • 本筋は間違いなく面白いんだが、少々眠くなる説明が邪魔。

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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