閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152092762

感想・レビュー・書評

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  • 閉じこもるインターネットをようやく読み終わった。
    いわゆる「フィルターバブル」について語った本。

    目次
    第1章 関連性を追求する競争
    第2章 ユーザーがコンテンツ
    第3章 アデラル社会
    第4章 自分ループ
    第5章 大衆は関連性がない
    第6章 Hello,World!
    第7章 望まれるモノを―望むと望まざるとにかかわらず
    第8章 孤立集団の街からの逃亡

    詳細はブログに書く。

  • 無償のサービスには、個人情報という対価を払っているのです。グーグルもフェイスブックも、それを上手にお金に変えています。

    個人情報の会社 bluekai acxiom

    行動リターゲティング

    あたらしいインターネットの中核をなす基本コードはとてもシンプル。フィルターをインターネットにしかけ、あなたが好んでいるらしいもの、あなたが実際にしたことやあなたのようなひとが好きなことを観察し、それをもとに推測する。これがいわゆる予測エンジンで、あなたがどういう人で何をしようとしているのか、また、つぎに何を望んでいるのかを常に推測し、推測の間違いを修正して精度を高めていく。このようなエンジンに囲まれると、我々はひとりずつ、自分だけの情報宇宙に包まえることになる。われわれはこれをフィルタバブルと呼ぶが、その登場により、我々がアイデアや情報と遭遇する形は根底から変化した。

    kayak, axiciom

    インターネットのパーソナライズドフィルター アデラルなどの薬と同じように、ごく狭い範囲に注意力を絞り込んでしまう。

    最近のインターネットは、いつのまにか、自分が興味をもっていることや自分の意見を補強する情報ばかりが見えるようになりつつあるらしい。

    フィルターバブル
    思わぬものとの出会いがなくなり、成長や革新のチャンスが失われる

    最近のインターネットは、いつのまにか、自分が興味をもっていることや自分の意見を補強する情報ばかりが見えるようんいなりつつあるらしい。;たしかにインターネットの世界にはあらゆる情報が存在しているが、その情報と我々の間にフィルターが置かれ、そのフィルターを通過できる一部の情報だけが我々に届く状態になってきているのだ。しかも、此のフィルターはひとりひとりに合わせてパーソナライズされている。つまり、いま、我々がみるインターネットはひとりひとり違っていることになる

    フィルターでユーザ位の言動を変えて行けるとすれば、当然それを利用して利益をあげようとする人間がでてくる。

    広告主提供メディア AFM
    プロダクトプレイスメント

  • 【新刊情報】閉じこもるインターネット 007.3/パ http://tinyurl.com/7fa95sg 好みの情報を自動的に取捨選択してくれるフィルタリング技術。その裏に潜む、民主主義さえゆるがしかねない意外な落とし穴とは-。「フィルターバブル」問題に警鐘を鳴らす。 #安城

  • (?・"・)σ バブゥ

  • 最近のインターネットは、利用者の目に見えづらい裏側で色々と仕組まれています。その現況を調査し解説してくれる一冊。

    本書はかなり内容が濃いので、先ずは本書の基本的なアイデアだけでも紹介してあります。
    フィルター・バブルとは何か?これは既にあなたをも包み込んでいるかも知れませんが、気づいていますか?

    http://tk2to.blogspot.com/2012/02/blog-post_25.html

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