少年少女飛行倶楽部

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163281605

感想・レビュー・書評

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  • 中学生が主人公の青春小説。個性的な部員を仲間にドタバタと展開しますが、全体を通して優しく爽やか。好きな部類なので一般評価よりやや評価は高くなっていると思う。

  • 空を飛びたい!
    で、何で空を飛びたいの?
    そんなことを思いながら読んでました。

    誰かのため、一緒にいるのが楽しいから、
    でも、それだけじゃなかった。
    大人の支配からのテイクオフ、
    甘酸っぱくて、どの子もみんな愛おしい。

    加納さん、2冊目だけど、すごくいいですね。
    いろんなエピソードも無理なくまとまっているし
    読んでいてストレスを感じない気持ち良さがある。

  • 読み終わって顔がにこにこ。
    やっぱり大好き!加納さん!
    加納さんの書く女の子はみんなとっても魅力的で、あこがれる。
    くーちゃんママも素敵☆
    くすくす笑いながら読めましたー^^

  • 自分で読む為に借りたが、子供に読ませても良いかも。ななつのこの著書。

  • 中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。(「BOOK」データベースより)

    ジュブナイルなんでしょうが、加納朋子氏は大好きな作家さんなので読んでみました。
    いいなあ、中学生。
    なんだか読んでいるうちに、私まで中学生になった気分で楽しかった~♪

    ちょっとイラっとする子もいて、腹立たしク思ったりもしました。
    くーちゃんってホントいい子。
    そういう子はそんな役回りになるんだよねー。

    イライザ、すぐ何のことかわかった私(笑)。
    兄がニール。
    徹底的にいじわるだったよね、あの兄妹。

    一番好きな登場人物は、くーちゃんのお母さん。
    こんなおかあさんだったら、楽しいなあ。

    作者の「底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました」の言葉通りの物語でした。

  • 中学校のクラブ活動で空を飛ぶ!

    主人公のスタンスになんとなく共感ですが、カミサマとは仲良くできるかしら?
    いや、顧問の先生との方が仲良くできないかもー。
    青春ですな。
    色々と懐かしい気持ちになれる小説でした。

  • 冒頭から変人部長が作った飛行倶楽部の定義ではじまる所からしてもうワクワク、夏休み系読書(勝手な私的定義)です。
    加納さんはときめくアイテムの使い方が本当にうまいなあと思います。
    たまに結構どきっとすることも。誰もかれもちらっと思った事があったはずのことを、文章で表現していて、なんとも言えない気持ちになります。

    それから登場人物の中で、主人公海月の母が私は好きですね。罪のない夢のあるホラ話。それを信じたまま大きくなって実のところを知っても、もうお母さんてばっとツッこんで笑える娘、そんな形が素敵でした。

  • 空を飛びたいとあれこれ行動を起こす甘酸っぱい中学生の話。

  • 加納朋子初読み。うーん…。私にはあまり合わなかったかも。変わった名前をつけられた人ばかりが集まった飛行倶楽部。登場人物の性格が苦手だった…。なんていうか若いな。今の私には純真さがないから楽しめなかったんだろう。2012/008

  • 冒頭の活動内容に引き込まれました。

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著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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