あまからカルテット

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1667
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163809007

感想・レビュー・書評

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  • 咲子、由香子、満里子、薫子の4人のオムニバス。
    恋する稲荷寿司
    はにかむ甘食
    胸さわぎのハイボール
    てんてこ舞いにラー油
    おせちでカルテット

    どれもちょっとご都合主義だけれど、トントン進むストーリーと個性豊かな4人の掛け合いが楽しい。仲が良いだけじゃなく、それぞれコンプレックスを持っていたり時々ヒヤっとする発言があるのが柚木さんだなぁと思う。

  • 図書館で何気なく手に取った1冊。
    知らない作家さんだったけど、私が無知なだけだった。。。

    学生時代からの親友4人組。それぞれの仕事や恋愛なんかを短編連作形式でつづっていて、とても読みやすかった。。
    友情ってやっぱりいいわ。
    ほのぼのしたお話だった。
    他の作品も読んでみたいな。


    ***
    「終点のあの子」作者の誰もが待ち焦がれた新作は、仲良し四人組の探偵小説。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子。恋愛の荒波も、仕事の浮き沈みも、四人の絆で乗り越えてみせる。

  • 29歳の女友達、それぞれの人生が面白い。ピアノの先生、プロ料理人、化粧品の販売員、編集者、立場は違うけど困った時は助け合う友情は羨ましい。お稲荷さんが、すごく食べたくなった。 柚木麻子さん初やったけど読みやすくてスラスラ。

  • 2018/04/08読了

    一人でもやっていけるから、四人でもやっていけるのね

    って言うせりふが良い!
    それぞれ違う人生だけど親友で、それでこそ四人でいるのが楽しいんだねぇ。
    幼い頃からの親友四人組って素敵だな、大人になっても四人で集まったりなんて。

    柚木麻子の女同士の友情とか葛藤とか、あんまり重く考えずに読めて良い◎

  • 好きだわ、友情物語。友達とは節目節目で縁を切ってしまう私にとって夢物語。憧れでもある。家族ではなく、恋人でもない他人様と信頼し助け合うなんて、学生時代はあったけど、年々煩わしくもなり、疎遠になったしまった。四人組のように社会人になっても変わらぬ友情は素敵!
    各章、読み終えて元気貰った。最後のおせちは、ハラハラで面白かった。

  • 7年前書かれたとは思えない。強いて言えば数年前ぐらい。当時としては最先端のお店やアイテムが散りばめられたキラキラした感度の高い女性向けの小説だったんだろう。けれどそういうお店やブランドや流行り物が散りばめられた文章というのは、音楽にのせた方が光るなと思った。今後大切にしたいと思うシーンとか言葉は特に無かった。

  • 学生のころからの仲良しである4人の女性の、「自分にとっての幸せ」を見つけるお話。連作短編集です。編集者、料理ブログで人気になった専業主婦、ピアノ教室の先生、デパートに入っている化粧品の販売員、とそれぞれの特徴が出ているのはよかった。女の友情って、打算的なところはあっても続くよね。

  • 生ぬるい感じの4人のアラサー女子の話。特に読む必要はなかった。

  • 読むと元気になって、女友達とお稲荷さん持ってピクニックに出かけたくなる一冊。

  • 20代後半、4人の仲良し女子のお話。
    それぞれの恋愛、仕事等々に料理を絡め、グルメ小説としても。
    ちょっと軽すぎかなーと思いながら読んだけど(1話目が特に甘すぎた)、終盤はまぁまぁ。とは言えその世代ど真ん中の人ならもう少し楽しめたかな。

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著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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