陰陽師 酔月ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋
3.94
  • (37)
  • (82)
  • (42)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 521
感想 : 71
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163817200

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今をときめく太政大臣・兼家の首から下が行方不明に!?
    道満の仲介で鬼との双六勝負に挑んだ兼家だが…。
    晴明と博雅が、都の怪異を解き明かす。

    2012年11月7日読了。
    陰陽師シリーズも始まってから25年の歳月が流れた、とあとがきにあります。
    晴明と博雅の相変わらずの関係が嬉しい反面、道満がなんだか優しい人になってるなぁと。
    もちろん、それはそれで悪くはないのですが、道満と聞くとどうしても裏を考えてしまう癖がついてしまっているので、「あれれ?どうしちゃったの」という感じでちょっと物足りない。
    道満にはいい意味で晴明の好敵手でいてほしいのですが、今後はどうなっていくのでしょう。

  • 安定の陰陽師シリーズ。

    いつものように2人がいて,周りがいて,季節が移ろい,時間が過ぎる。
    日本酒が好きになったのも,絶対この本のせいだ。

  • 大学の頃に出逢い、それからずーーーっと大好きなシリーズです。今回は「あの作品」を彷彿とさせるものも(´∀`)

  • 『陰陽師』シリーズももう25年かぁ。
    『のぼうの城』が公開される関係で、先週野村萬斎主演の『陰陽師』が放送されていましたが、あの映画からでも随分経つもんなぁ。
    25年間変わらぬクオリティというのもすごいですね。
    反面、マンネリという危険もあるわけですが、『陰陽師』はそれでもいいような気もします。
    晴明と博雅の、ほのぼのとしたやりとりは変わらないで欲しいなぁ、と思います。
    それにしても、今回は蘆屋道満の方が活躍していたような?

  • 久々の新刊!愉しみ~(スミマセン、読むのは文庫になってからです)

    文藝春秋のPR
    「すべてを見とおしてしまう稀代の陰陽師・安倍晴明と、心優しき笛の名手・源博雅が、彼らの元に持ち込まれた平安の都で起こる怪事件を解決する今年で二十五周年を迎えた大人気シリーズ最新作。
    晴明は、物憂げな博雅に尋ねると、雅楽寮の主とも言われる橘花麻呂の娘である透子姫の姿が消えたと言う。満開の桜の元で、父の琴を弾いているうちに、琴の音は止まぬまま、姫はいなくなってしまったと言うが――「桜闇、女の首。」
    雨で月の見えぬ夜に、一条戻橋の晴明の屋敷で、晴明と博雅が酒を飲んでいると、若き藤原道長が晴明の屋敷を訪ねてやって来た。なんでも今をときめく父の太政大臣、藤原兼家の首から下が突然なくなってしまったという。道長とともに白木の箱に納められてやってきた首のみの兼家は、奇妙な痛みを体に感じると、首のみの姿で語り始めるが――「首大臣」。
    東三条殿の南の築山に夜になると「早う望月にならばや……」と一人ごちながら徘徊する五位の装束を着た太った男が都に現れた。烏帽子も眼も鼻も口もないというその男の正体とは?――「望月の五位」。
    五条大橋まで野辺送りのために来た屍体が入った棺桶に、いつのまにか蓬髪の老人が入り込んでいた……。老人は、その家族に酒を馳走になるかわり、奇妙な約束をする……蘆屋道満のある日の出来事を描く――「道満、酒を馳走されて死人と添い寝する語」。
    朱雀院近くの四条大路で、虎が白楽天の詩を吟じながら人を喰らうという奇妙な事件が起こり――「新山月記」。
    ほか、「銅酒の飲む女」「めなし」「牛怪」「夜叉婆あ」を含む全十編を収録。 」

全71件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢枕獏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
冲方 丁
冲方 丁
三浦 しをん
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×