- Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163900025
感想・レビュー・書評
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マッキンリー。カシンリッジ厳冬期単独登攀。親友の遭難。レスキュー。
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遭難した津田の救出だけで500頁が終わるとはおもわなかったけど、まさか「レナードの朝」になっちゃうとはね。
山だけじゃ何か足りないから「レナード」にもってっちゃったのかね? -
山岳小説を久し振りに読んだ。救出されるまでは面白いが、後半は。。正直、期待していた高揚感を感じませんでした。
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#読了。山岳(冒険)小説。日本山岳界に嫌気がさした津田は、アラスカへ移住し世界的なクライマーとて認められる。ホテル事業へと乗り出そうとした矢先、マッキンリーの冬季単独登攀に挑み、遭難してしまうが・・・「生きるとはなにか?」を問いかける作品。インディアンとの交流をもう少し描いてほしかった。
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基本的には、冬期初登攀を目指す男とその家族、彼を救出に向かう仲間達のお話なんですが、登場人物達の「人は何故山に登るのか」とか「自分とは何か」とか「生きるとはどういうことか」と言った哲学的思考を巡らせる記述が大部を占めていて疲れます。山岳冒険小説と言うよりはむしろ純文学に近いように感じました。
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読んで損はしないが、もう少しなんとかならないか、が正直な感想。
山が好きな人間であればきっと楽しめる。ストーリーというより精神的な部分で。しかし、起承転結の結の部分がねー。大自然と向き合うことで自分の存在を確かめるというクライマーの驕りというか、魂というか、そこが理解できなければ、きっと理解できない人もいるだろう。そこが作者のいいところでもあるのだが… -
2014
2月 -
(還るべき場所)、以来のこの人の山岳小説のフアン。これも良かった。山に登る動機=生きる目的。それを考えさせる内容。インディアンの長老の言葉も、奥が深くて感心する。
(還るよ、必ず。祥子のところへ、みんなのところへー。おれはー一人じゃないことを知っているから・マッキンリーがー教えてくれたから)この言葉で、人は生きられる。