- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163902470
感想・レビュー・書評
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ハロプロオタクを自称する朝井リョウが描くこの作品を楽しみにしてた
アイドルと恋愛はやっぱり切っても切れないんだな
恋愛するとスキャンダルになるよね
僕も好きなアーティストが突然結婚してから、そのアーティストを一切聴かなくなった
ライブハウスのライブチケットも行かないで終わった
そのアーティストの曲も聴かないし、僕からそのアーティストを奪った女優のドラマも未だに見ないよ
だって、誰かのために演奏する曲なんて聴きたくない
ファンとしては駄目なんだと思うけど、僕はそのアーティストに恋をしていたんだから仕方ないと思う
あの日、僕を含むたくさんの人が失恋したんだ
アーティストでさえ、そういう風に思うのにアイドルってなったらやっぱり許せないんだと思う
好きだから許せない
恋愛の好きと同じだから許せない
ただの好きとは違うんだよ
でもやっぱり舞台に立つ人もただの人で
恋愛は当たり前にする
しないほうが舞台に影響する
朝井リョウは熱狂的に誰かのファンだったことはないのかな
好きだったことは
不思議な感じ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」この台詞がすべて。
だから、あとからあの時の選択は正しかったと言えるように数ある人生の選択肢から日々、真摯に選んでいくしかない。
愛子と碧の選択が正しかったと証明されたような結末にほっとした。 -
アイドルだって普通の女の子なんだ!恋愛だってしてもいいじゃん!というお話。
まとめてしまえばそれだけなんですが笑、考えさせられる部分も多く、興味深く読みました。
矛盾した押しつけのようなファンの好き勝手な応援を受けながら「正しい選択」をする。
自分で正しかった選択にするしかない。凄く心に突き刺さりました。
愛子も大地も良い子!ラストは綺麗にまとまりすぎなくらい、綺麗な結末でした。私は好きでした。
朝井リョウさんは同世代の作家さんなので、なんとなく気になりつつ、まだ4作目。 -
何だかとてもたまらない気持ちになった。普段何気なくネットニュースを読み、何気なく感じ、勝手に好きになったり嫌いになったりしているあれこれに、大きく左右されているヒトたちがいるのだなあと…急にいろいろなことがリアルに感じられた。今TVに映っているあの子もこの子も、実はこの笑顔の裏側で多くのことを考え、悩み、破裂しそうになっているのかも…しれない。お人形さんではないのだからと改めて。。。
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アイドルグループの一員でいること、そして正直に自分でいること。この全く両立しない生活。
5人それぞれの成長や選択が描かれている。
「正しい選択なんてない。それぞれ一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ。」碧の言葉には頷いた。
それにしても、大地がかっこいい! -
『自分の選択には自信があるんだ』って言える愛子はキラキラしています。
『正しかった選択にしていく』って考え方の碧も大人になって振り返ると納得できる生き方です。
朝井さんの若いアイドル含め10代に対する応援メッセージみたいで愛を感じました。 -
アイドルになりたかった子はアイドルになった後の幸せは何なのか?アイドルになると思ってなかった子はアイドルになって幸せだったのか?ファンはアイドルに何を求めているのだろうか?『アイドル』って何なんだろう?いろいろと考えさせられる作品。古今東西のアイドルファン必読の作品。
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アイドルも大変だ!始めちょっとももクロ的なイメージが先行して読んでましたが、やはり違う。正しい選択を間違えなかった愛子の人生に乾杯です。
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アイドルの世界をアイドル側から語られたstory。
年齢によって時代によってアイドルの捉え方は違うだろうが、そこに生きている人の息苦しさが切々と伝わってきた。
許されないとは分かってはいても、恋もする。
そんな狭間で生きているのがアイドルなのだろう。
男性作家なのに女の子の心の捉え方、描写の仕方が本当にうまいなぁ~って思う。