羊と鋼の森

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 10781
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902944

感想・レビュー・書評

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  • 冬の森のような空気感が良い。主人公だけでなく周りの人達の設定のおかげで色んな考えが染み込んできた。良い。

  • ストーリーはよくある青春のようでしたが、文章が非常に美しかったです。気取った感じではなく、自然な綺麗さがあります。著者の他の作品を読みたいと思えるほどでした。

  • 表現が綺麗

  • 2015 ブランチブックアワード大賞

  • 何より美しい文章でした。
    音楽のことがもっと分かればもっと楽しめたのかもしれないと想像すると、少し音楽的なものを初めて見ようかという気持ちにもなりました。
    どうしようもなくハマってしまうものができてしまう瞬間、その後待ち受ける苦悩について書かれているものと理解しました。

  • 最初は良かったんだけどなあ。

  • 若手調律師の成長と、周りの先輩調律師達や、双子姉妹を中心とした客先のピアノを弾く人々との日々を紡ぐ優しくて穏やかな物語。
    「真っ直ぐ育つ。」「無駄という概念が無い。」「才能は、どんなことがあってもそこから離れらない執念、闘志、そういうものと似ている何か。」
    作中で主人公に対して向けられたこれらの言葉が、
    一見凡庸でなかなか上達しないと悩む若者が内に秘めている揺るぎないものや
    主人公が育ってきた北海道の大自然に通ずる壮大で、全てを内包する森に通ずるものを感じさせる。

    羊(ハンマー)と鋼(弦)の森。
    素敵なタイトルだと思う。

  • やっぱり賞をとった本は面白いです。
    文章はサラサラって読めるのに、頭に残らず理解できなくて、何回か文章を読み直しながら読んだので時間がかかりました。それは私の今までの生活にない文章だからかな、と思います。全体的に美しく流れるような本でした。
    ただ、主人公の外村くんは四六時中ピアノの事を考えてて、本当にこういう人がいたら周りの人は疲れるだろうな、と思いました。恋愛もして欲しい、というのは私の願望です。笑

  • 文がゆったりしていて穏やかで静かなピアノソナタのようで美しかった。癒されました。

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著者プロフィール

1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が、文學界新人賞佳作に入選。07年、長編小説『スコーレNo.4』がロングセラーに。13年4月から1年間、北海道トムラウシに家族で移住し、その体験を『神さまたちの遊ぶ庭』に綴る。16年、『羊と鋼の森』が本屋大賞を受賞。ほかに『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』など。

「2018年 『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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