池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 329
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608140

感想・レビュー・書評

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  • 人間の致死率は100%•••なるほど。宗教はよく生きるためにも役立つ。 メジャーな宗教の世界観が専門家によって分かりやすく説明されている。世界の始まりや終わりに対する考え方の違いには驚いた。

  • 日本人的無宗教と各宗教に対する知識のなさからこの本を手に取りました。池上さんならわかりやすく解説してくれるだろうと思いまして。

    入門編としてはバッチリだと思います。各宗教が対立する理由もぼんやりと感じることができました。各宗教をもうちょっと掘り下げて知りたいな。

  • 日本は神道と仏教に適した土壌なんだろうなー。個人的にはイスラム教に興味があるので、もう少々ページをさいていただきたかったかなぁ。宗教って長い年月に沢山の人が心の支えにしてきただけあって、概略だけでも魅力的なんだよね!宗教をざっくり知る入門書として良書です。

  • 宗教、外国の方に説明するのに日本人が苦手な分野ですよね。
    本書は取り敢えず宗教アラカルト入門書、と言うことで。

  • アメリカの大統領選挙戦に勝ち抜くため、キリスト教の宗派に配慮した演説の言い回しが必要だなんて。そんな頭脳戦もあるとは驚き。

    仏教が実学的だということに興味あるので、仏教関係の本を読んでみようかな。より良く生きられるといい。

  • 妥協しました 笑

  •  日本人の中に宗教が根付いている。生活の中に自然に溶け込んでいるという話が納得だった。神道が共同体を維持するための生活スタイルであり、日本人にとって空気のような存在だったというのもなるほどだった。
     一神教は都市の宗教で個人主義とはなるほど。ザビエルのころキリストより聖母マリアが悲母聖母として崇拝を集めたという話もうなずけ、キリスト教が広まったか少しわかった気がした。
     養老さんのいう「私が絶対の正義をいつも胡散臭く思ってしまうのは、敗戦体験が抜きがたく影響しているのでしょうね。何しろそれまで「鬼畜米英」「一億火の玉」といっていたのが一夜にしてパーになりましたからね」の言葉、これをいつもうちの父母がいっていた。

  • ニュースなどの解説でおなじみの池上彰さんの宗教入門書。仏教、キリスト教、神道、イスラム教の専門家との対談をベースに、各宗教の概略などを学べる。決して堅苦しい話ではなく、日常の中での宗教が語られているので、「宗教ってなんだか難しそう」と敬遠している人に読んでもらいたい1冊だ。宗教とは、死について考えることであり、死について考えることはよりよく生きることだ、という本書の趣旨には多いに賛同できる。本書に収録されている養老孟司さんとの対談で 「人間の致死率は100%」という話がありましたが、人間は生まれてきたからには、最後に死というイベントが待ち受けている。その死について学び、そして受け入れなくては本当の意味での人生は始まらないのかもしれない。そのためのひとつの手段として宗教の考え方に触れるということには意味があるように思える。もちろん、そんなに大仰なことではなく、娯楽としての宗教について学びたい人にとっても本書は、よい入門書になると思います。本書で気になった分野があればより専門的な書に進んでいけばよいでしょう。

  • キリスト教・仏教・イスラム教の世界3大宗教についてインタビュー形式で書かれた本。それぞれの宗教の基礎的なポイントを分かりやすく抑えてあり、俯瞰的に眺められるのがよい。個人的には、仏教の「川を渡り終わったら筏を捨てていけ」という仏陀の言葉が非常に面白かった。宗教の入門書としては最適ではないかと思う。

  • 前回読んだ「世界の四大宗教」からの本書。
    前書が四大宗教の基礎説明的な感じで、本書はそれらが実際どのように生活や習慣にあらわれているかを説明してくれる感じでしょうか。出てくるのは、仏教、キリスト教、神道、イスラム教。(ヒンドゥー教は出てきません)

    池上さんの年齢のせいか、団塊の世代向けにしたのか、全体を通して「死」と「宗教」の関係性を解いています。
    (いまのところ)僕の中で宗教は精神的な国境とか、国体の精神面という見方が強く、その関係性を解く展開がどうもしっくりきませんでした。が、仏教は二度と生まれてこないことが目的ですし、キリスト教もイスラム教も根底にあるのは終末論。また死を考えることはどう生きるか?を考える事という認識が自分にはあるんですが、本書の最後でそういった件が出てきて、あぁ繋がっちゃうのか的な…で、ある程度納得。

    えーー!と驚いたのが、仏教解説のところで、三回忌などは日本だけの習慣で、仏教的にはほぼ意味がないという解説。こういった習慣は都心部より地方でかなり根付いていると思いますが、真相を知る人が増えたら様々な反響がありそうですね。なぜそういう習慣ができたのかは本書で解説されているので、気になる方は是非。(ちなみに初七日や四十九日は仏教的に意味ありです)

    葬式の話しも面白かった。これも形式的だけの葬式は仏教的には意味はないし、お経や戒名の相場も全くおかしな話しと仏教関係者からバッサリと切られています。(そもそもそれは労働対価ではないので相場や値付けがある事がおかしいとのこと)
    これは葬式とは何なのかを考えるきっかけになりますね。個人的にはどういう葬式をして欲しいみたいなリクエストはあまり意味がない気がしつつあります。だけど、自分が使った肉体をどのように処理するか?ぐらいはリクエストしてもいいのかなぁ、と思ったりします。

    日本人は「無宗教」とよく言います。しかしこの「無」は仏教の「無」や「空」、という解説があります。それほど日本人の生活には仏教が無意識に入り込んでいるという話しです。この流れで、日本人の宗教観の話し、神道とはなんぞや?の流れは、是非友達知人の皆さんにも読んでもらいたいなぁと思ったりもします。(日本人って何だ?を考えるきっかけに丁度いいと思う)

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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