新装版 竜馬がゆく (8) (文春文庫) (文春文庫 し 1-74)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105747

感想・レビュー・書評

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  • 龍馬の生き様が活写されている。司馬作品の中では3本の指に入る(竜馬がゆく、燃えよ剣、坂の上の雲)

  • 2022.05.03(火)晴、横浜

  • フィクションであり、史実と異なる部分もありますが、龍馬の常識や既成概念に捉われない行動を通して、これからの学生生活について考えるきっかけになればと、長編ではありますが推薦します。

  • ついに維新回天の壮大な物語を読み終えた。坂本竜馬を通じて幕末から維新に至るまで長編でしたが、間違いなく読んで良かった小説だった。
    各登場人物の生き方、姿勢、座右の銘など今後の生きていくためのヒントが得られた。
    全体を通して、幕末の志士(当時の武士)たちは自分の命を革命のためなら捨てるという、今の人たちとの死生観の違いにびっくりした。過去に実際こういう人考えを持つ人がいたことがわかっただけでも読んで良かった。
    印象に残ったフレーズは、本文ではないが、あとがき5の最後の著者のフレーズ『私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まることによって知恵と力が持ち寄られてくる。仕事をする人間というものの条件のひとつなのであろう』が印象に残った。幕末も現代も大きな仕事をできる人の人物像はかわならいのかもしれない。

  • 竜馬の可愛さとそれとは正反対の倒幕への熱い意思というのがとても印象に残った。また、最後、龍馬がもし剣を持っていれば刺客を倒せたのかもしれないが、龍馬は「これも天命だ」として未練もなく世をさったというところが本当に日本のためを思って活動していたのだなと思い感動した

  • 母の蔵書(司馬さん作品は全部ですが)

    大学の時にチャレンジ?して途中で挫折
    一年程前に再チャレンジ。
    途中休止をはさみつつ、ついに読了。

    龍馬のキャラクターに途中までいまいち入り込めいが、後半の表舞台に出て薩長同盟、大政奉還に奔走するあたりが面白いからそこまで我慢が必要だった。

    やはり幕末は面白いなぁ。

    また読み返すと思う。




  • おれは日本を生まれかわらせたかっただけで、生まれ変わった日本で栄達するつもりはない

    世に生を得るは、事をなすにあり

  • 全8巻読了。
    そうか、大政奉還のもう1人の立役者は徳川慶喜だったか。
    15代続いた徳川家を自分の代で終わらせるという決断の重みを始めて知った。
    大政奉還は色々ギリギリの中で行われたんだな。

    そして、竜馬。
    もし竜馬の生まれが上士の生まれだったら、歴史は変わっていたのかもしれない。
    この時代藩にも、出世にも縛られず、海を見つめた竜馬の生き様。

    読んで良かった。

  • これで全八巻を読み終えた。坂本竜馬の生きざまにとても惹かれた。調査だ。(HPの日記より)
    ※2003.5.25読書のすすめから到着
     2003.6.21読書開始
     2003.6.30読了
     売却済み

  • そして怒涛は大政奉還に向かっていくのだが、ことがなってさてこれから、というときに唐突に物語は終わってしまう。人の命がなんと軽く扱われていた維新であったことか。内乱を回避しようとした竜馬の働きだったけれど結局戊辰戦争になってしまったというのも皮肉な歴史の流れだよなあとも感じる。この小説は昭和37年に連載がスタートしたというから、もう60年近くの年月がたっていて、いまだにこれを超える坂本竜馬伝はないと思うし、これほど坂本竜馬を愛した作品もないと思う。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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