新装版 竜馬がゆく (8) (文春文庫) (文春文庫 し 1-74)
- 文藝春秋 (1998年10月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167105747
感想・レビュー・書評
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龍馬の生き様が活写されている。司馬作品の中では3本の指に入る(竜馬がゆく、燃えよ剣、坂の上の雲)
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2022.05.03(火)晴、横浜
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フィクションであり、史実と異なる部分もありますが、龍馬の常識や既成概念に捉われない行動を通して、これからの学生生活について考えるきっかけになればと、長編ではありますが推薦します。
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ついに維新回天の壮大な物語を読み終えた。坂本竜馬を通じて幕末から維新に至るまで長編でしたが、間違いなく読んで良かった小説だった。
各登場人物の生き方、姿勢、座右の銘など今後の生きていくためのヒントが得られた。
全体を通して、幕末の志士(当時の武士)たちは自分の命を革命のためなら捨てるという、今の人たちとの死生観の違いにびっくりした。過去に実際こういう人考えを持つ人がいたことがわかっただけでも読んで良かった。
印象に残ったフレーズは、本文ではないが、あとがき5の最後の著者のフレーズ『私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まることによって知恵と力が持ち寄られてくる。仕事をする人間というものの条件のひとつなのであろう』が印象に残った。幕末も現代も大きな仕事をできる人の人物像はかわならいのかもしれない。 -
竜馬の可愛さとそれとは正反対の倒幕への熱い意思というのがとても印象に残った。また、最後、龍馬がもし剣を持っていれば刺客を倒せたのかもしれないが、龍馬は「これも天命だ」として未練もなく世をさったというところが本当に日本のためを思って活動していたのだなと思い感動した
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母の蔵書(司馬さん作品は全部ですが)
大学の時にチャレンジ?して途中で挫折
一年程前に再チャレンジ。
途中休止をはさみつつ、ついに読了。
龍馬のキャラクターに途中までいまいち入り込めいが、後半の表舞台に出て薩長同盟、大政奉還に奔走するあたりが面白いからそこまで我慢が必要だった。
やはり幕末は面白いなぁ。
また読み返すと思う。
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おれは日本を生まれかわらせたかっただけで、生まれ変わった日本で栄達するつもりはない
世に生を得るは、事をなすにあり
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これで全八巻を読み終えた。坂本竜馬の生きざまにとても惹かれた。調査だ。(HPの日記より)
※2003.5.25読書のすすめから到着
2003.6.21読書開始
2003.6.30読了
売却済み -
そして怒涛は大政奉還に向かっていくのだが、ことがなってさてこれから、というときに唐突に物語は終わってしまう。人の命がなんと軽く扱われていた維新であったことか。内乱を回避しようとした竜馬の働きだったけれど結局戊辰戦争になってしまったというのも皮肉な歴史の流れだよなあとも感じる。この小説は昭和37年に連載がスタートしたというから、もう60年近くの年月がたっていて、いまだにこれを超える坂本竜馬伝はないと思うし、これほど坂本竜馬を愛した作品もないと思う。