- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167275525
感想・レビュー・書評
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大西洋に展開した米ソ海軍と亡命潜水艦を巡る激しい駆け引きが佳境にはいる。
最終目的地のノフォークを前にしたソ連アルファ級潜水艦との息詰る駆け引き、細部にわたってデビュー作とは思えない筆致で迫る。
さらにT.クランシーの凄いことは、その後に発刊される時代的には、数年前を扱った「愛国者のゲーム」の伏線をそこここに張り巡らし、また、この中の登場人物が今後のライアンシリーズを支えていく基礎を既に構築しているところである。
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ジャック・ライアンシリーズ第一作目。最初に読んで20年ぶりくらいの再読、本を整理していてちょっと読んで見ようと手に取り結局上下巻全部読んだ。ページも茶色く変色し、内容も軍事システムの長く詳しい説明でしんどかった。確か後半に手に汗握る盛り上がりがあったと我慢しつつ、やはり盛り上がって読了。
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亡命が決まってからの攻防である。映画となりやすいように作られた小説である。米国、ロシアの描き方が単調であるのが残念であるが、潜水艦について何も知らない人でも面白く読める小説であろう。
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大御所の潜水艦もの。
この本のおかげでトム・クランシーと潜水艦ものにはまりました。 -
敵が放った魚雷に対するラミウス艦長の回避策は、「沈黙の艦隊」にも同じのことが出ていたが、全体のリアル感がダントツの本書のほうが説得力・現実味があった。本能に可能なのだろうか。報告に戻ったジャックのとんがりっぷりも共感できる。
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映画化されてヒットしたのは当然であろう。
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潜水艦、戦闘機、空母に嵌った瞬間。この後暫くはトム・クランシー小説にどっぷりつかった。
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ジャクライアンシリーズの原点となる本。後に映画化されている。まだ東西の冷戦があった時代、ソ連の原潜が密かにアメリカへの亡命を企てる。亡命を阻止したいロシアと成功させたいアメリカ。しかしその本意をお互いに知られる事のないようあの手この手を仕掛け…。