ハラスのいた日々 増補版 (文春文庫 な 21-1)

著者 :
  • 文藝春秋
3.87
  • (31)
  • (24)
  • (35)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 243
感想 : 34
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167523015

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者の犬への気持ちがよく出ている名著である。

    最初、虐待のシーンがあり、読むのを止めようかとも思ったが、最後まで読んでよかった。本当に同感するところが多い。
    「文春文庫に収めるにあたって、本文に若干の修正を加え」たのなら、あのシーンもそうしてほしかった。

  • 姉からもらった本

  • よい本でした。
    犬に対する愛情、とってもあたたかいです。
    雪山で迷子になってしまうところ、晩年だんだんと体力が弱まってくところ、最期を看取るところ、もちろん子犬・若犬時代の楽しいエピソードも、どれも良かったです。
    思わず犬好きな人にプレゼントしました。

  • おしっこして定規で叩くのは良くないと思うけど、書いてあること全てが同んなじ気持ちだった。

  • 小学生か中学生かの時の読書感想文で読んだというか、読まされた本。

  • 中野さん夫婦の愛情深さが、とても感動的です。

  • 犬を飼ったことがある人なら、
    すごくわかる状況、心情が描かれていて、
    たくさん切なくなりました。

  • 頑固オヤジ+実直な柴犬の本。
    この作者とは、図書館での偶然な出会い。

    「犬のいる暮らし」のベースにもなっている、愛犬ハラスとの暮らしを綴った本。
    「幼犬よりも、老年犬期のほうが、犬と一緒に居ることの温かさを実感できる」というくだりにはとても納得。
    「犬を飼う」と併せて読みたい本。

    中野先生の本は、犬本しか読んでおりません…。
    そこから導入するのもどうかとは思うんですけれど、ご自身の著書もきちんと読んでみようと思います。
    それにしてもハラスは精悍な犬だなー。

  • (2006.06.21読了)(拝借)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    一匹の柴犬が子のない夫婦のもとにやって来た。掌にのせられ家に到ったその日から、抱かれ冷たくなった日まで。犬を“もうひとりの家族”として。愛犬記。

    ☆関連図書(既読)
    「五十年目の日章旗」中野孝次著、文春文庫、1999.08.10

  • 犬を飼い始めた。雌の柴。ころころと遊んでいてかわいい盛りなのだが、犬の寿命は十数年と聞く。そのうち子どもも大人も追い越して年老いていくんだなーとついつい遠い目をしてしまう(飼い始めたばっかりなのに!)。ふと、昔読んだこの本を思い出した。柴犬・ハラスを飼い始めてから死ぬまでを愛情込めて語る1冊。失踪事件の顛末や死の前後の描写も胸を打つが、何気ない日々の一コマもいい。

全34件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1925-2004。千葉県生まれ。東京大学文学部卒、國學院大學教授。作家、評論家。『実朝考』『ブリューゲルへの旅』『麦塾るる日に』『ハラスのいた日々』『清貧の思想』『暗殺者』『いまを生きる知恵』など著作多数。


「2020年 『ローマの哲人 セネカの言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中野孝次の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
あさの あつこ
安部公房
東野 圭吾
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×