- Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167812027
感想・レビュー・書評
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幸いというか不幸にも風邪でダウンしていたので、昼夜夜中と夢中で読んでしまいました。
時に体調ぶり返しながら(夜更かしで・・(笑)
なんですか、オカルト集団てかつでニュースでもありましたけど、怖いですね。
人をあんなにも変えてしまう力があるなんて。
オウムもそうだった・・・
あれこれない頭で推理しながら・・
えぇ~!を繰り返し、でも途中でケロッグがなぁって思った私に自画自賛したりして(笑)
ペルが殺された時点で、本がまだ残りページがかなりあるぞと、さてさてこの後はどう転がっていくのだろう・・・
気になっていたのはキャサリンの両親の家で母親が聞いた物音・・
そしてジェニーが生きていて、彼女になかった感情が湧いてきたとき・・・
あの音とジェニーを結びつけちゃったのね、私は( ̄△ ̄;)
まさあんな結果になるとは想像もしてなかったから、私は探偵には向かないと納得しました(笑)
よく恋は盲目とか、霊感のある人は自分を視れないって言うけど、さすがのキャサリンもケロッグにはホロっとしてしまったのね。
でもそういう面もあって私は良かった~って思いました(ニッコリ(☆Д☆)
リンカーン・ライムシリーズも好きだけど、キャサリン・ダンスも好きだわ~
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2013/11/09読了
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2転3転する展開。
非常に面白かった。 -
ここで話が終わったのでは、というところでも
ページ数がそれなりに残っていたので、
まだまだ、まだ、どんでん返しがあるの?と最後まで興味津々でした。
面白かったです。
主人公の女性(キャサリンダンス)も魅力的です。
★5とまではいかなかったけれど、5に近い4です。
ウォッチ・メーカーを読んでみます。 -
二転三転するストーリー展開と最後まで続くドキドキ感がディーバーらしいが、なんとなく消化不良な読後感。主人公の能力であるキネクシスが、飛び道具的な使われ方だからのような気がしてならない。
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リンカーン・ライムシリーズの「ウォッチ・メイカー」に登場したキャサリン・ダンスを主人公にした第1作。
面白かったのだが、証拠至上主義のライムと一緒に登場したほうが、その対比で存在感があると思う。でも、第2作ロードサイドクロスも近々読むだろうなぁ。。。 -
文庫は「上・下」で別々登録になっちゃうのか…。
サテ。ジェフリー・ディーヴァーです。最早,翻訳ミステリでは間違い無い。としか云いようが無い。
ところでこちらはリンカーン・ライムのシリーズではなくてたぶんスピンアウトのキャサリン・ダンスのモノ。こちらもシリーズ化するんですかね?
ジェフリー・ディーヴァーの本は必ず,「この事件はだいたいコレで解決?」みたいな段になってまだ本のページ数が相当に残ってるんだよ。ドレもそうだがコレもそう。楽しめるコト請け合いデス。 -
上巻で気になった女性三人のうちの一人は外れたけれど、まあまあいい線だった。
本著は100ページ残し事件解決、その後の大掛かりなどんでん返しはないものの、もうびっくりさせられる事はないだろうと思うページ数でコネタがいくつか。
それから最後の方でキャサリンがギターの「マーチン00-18」を弾く場面が出てくるが、これは000(トリプルO(オー))のことかなと思ったけれど、調べてみるとビンテージで「00-18」もあった。
著者の作品はリンカーン・ライムシリーズと本著キャサリン・ダンスシリーズしか読んでおらず、やはり初期の作品から全部読もうと「汚れた待ちのシンデレラ」を用意しておいたのだが、本著の解説で物足りないと書かれていた。
それを現在100ページほど読んだところだが、読む前にそう言われてしまうと、物足りないと思いながら読んでしまいなかなか進まない。 -
下巻の中盤から、どんでん返しの連続で、これぞディーヴァーの真骨頂。
初めから犯人がわかってる展開だけれども、協力者や新たな容疑が加わり、引かれた伏線を上手くまとめるところはさすが。なんとなく緊迫感が足りなかった。 -
ジェフリー・ディーヴァーの"リンカーン・ライム"シリーズのスピンアウト。人が無意識にとる動作から嘘を見抜く尋問のスペシャリスト、キャサリン・ダンスが活躍するシリーズ。
カルト集団を率い、一家惨殺事件を起こした犯人が、脱獄に成功。
彼を追うキャサリン・ダンスとの、一進一退の攻防が始まります。
脱獄したダニエル・ペルは他人をコントールする天才。一方のキャサリン・ダンスは嘘を見抜く天才で、その2人の才能のぶつかり合いがこの作品の一つの魅力になっています。
脱獄犯であるダニエルを見ていると、以前に読んだオウム真理教信者の手記『アンダーグラウンド』を思い出しました。
寂しさ、心のすき間、"絆""愛情"の渇望。そこへ入り込み、相手をコントロールするダニエル。彼にコントロールされてしまう登場人物に対し、「ああ!駄目!支配されないで!」と声をかけたくなるのですが、一方で、その人物がダニエルのお陰で一種の救いを見ていることも間違いないわけで。ダニエルがいなくても、結局は似通った誰かが自分を支配してくれることを望んでしまうんだろうなあ、と、なんだかやるせない気持ちになりました。
勿論、いつものディーヴァー節は絶好調。ページを捲らずにはいられない、スリリングな展開。登場人物の魅力的なキャラクター。そしてアメリカならではの雰囲気!
警官の中に様々な人種がいたり、子供達が「ピザの後にアイスが食べたい!」というシーンがあったり。些細な描写が、私を行ったことのない国、アメリカへ連れて行ってくれます。
しかし、"ドンデン返しの名手"であることは有名なのに、その上でこれだけ楽しんで驚くことができる作品を作り続けることができるディーヴァーは、本当に凄いなあ。
彼の作品に出会えて心から幸せ。