- Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167812027
感想・レビュー・書評
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追う側、追われる側での出し抜き合い…ペルを巡る事件や人間関係を紐解くプロセス…逃走中のペルが起こす事件と、それを阻止しようとするダンス…息詰る対決がスピーディーに続く中、交通事故で夫を亡くし、2人の子ども達や両親と暮すダンスの日常も挟まり、実に豊かなドラマが展開する…そして終盤は“どんでん返し”の連発だ…
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2007年発表
原題:The Sleeping Doll -
図書館で。ライムシリーズでも出てきた尋問のプロのスピンオフ。いつもの証拠物件からの割り出しではない、別方向からのアプローチでどのように犯人に迫るのかなあと楽しみにしていたのですがそこまでびっくりはなかったです。
ダンスが取調べを行ってすぐに犯人が逃げてしまうのである意味一番の彼女の見せ場であるはずの嘘発見機能があまり発揮されてない。これならライムシリーズに登場した時の方がずっとダンスさん活躍していたような。
そして警察官だって一日中事件を追っている訳ではないだろうけれども彼女のデート事情とか父親の誕生パーティとかは結構どうでも良い。日本だったら多分結構叩かれるだろうなあ…。取り調べ中に服役中の犯罪者が逃亡している時、担当捜査官は勤務後自宅でパーティを開いていた、とかね。ここら辺はお国の差、という所でしょうか。
とは言えディーヴァーらしいあっと驚かせる展開があり、そうだったのか、という発見もありました。でも自分はライムシリーズの方が面白いと思いました。今のところ。 -
一件落着の後もまだあれこれありそうなのが残りのページ数で察せられるとはいえ、予想を上回る展開や、今後も何かありそうな気になるポイントを残しつつ終わるところがさすが。リンカーンシリーズほどのドキドキ感はなかったものの面白かった。
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最後の大どんでん返しの要素は、リンカーン・ライムの専売特許では無いと言う事ですかね。そう来たかぁ~、と言う感じです。
それと、最後のマイケルの告げた情報が、次の話への伏線なのは明らか。次作が早く読みたい!!