壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902124

感想・レビュー・書評

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  • 時間があるとブログで知らない人の日記をついつい読んでしまう私は、お顔と声が分かっている人の日記を読めて楽しくてしょうがない。
    言葉選びが面白く、けしてテレビで見た事がある人でなくても、更新を楽しみに読んでいるであろう内容。

    海外ドラマ以外ほとんど見ない私にとって壇蜜さんといえば、NHKの中国語の出だしで挨拶しているしっとりした声のお姉さんで、どうやら露出が多い仕事をしているらしいぐらいの認識だったが、なかなかハードな仕事もしているらしい。

  • 情熱大陸を見た時に、理知的な印象と自己防衛意識をすごく感じた。日記の内容も、同じ印象。芸能人だからといって、活発に動き回るわけでもなく、インドアで漫画と魚と猫が好き、その辺には共感した。

  • 自分と年の近い女性の日常。隠居みたいな生活だけど、どかっと構えるような生活ではなく、お金や仕事の不安は消えない。自分はいま何とか生活が回るようになったけど、転職期は、たしかにこんな気持ちだった。

  • 前書きなども一切なく、2013年10月7日から唐突に始まり、突然終わる。

    ほんまにただの日記です。
    これでこそ日記。

    そこには、せっせと猫とメダカの世話に勤しみ、薄毛対策をし、夕方には猫を抱きながら大相撲を見、チキンカツ弁当を食べ終わった後にソースの袋を見つけて悔しがる、一人の女性の日常が書かれている。

    どんなに短くても必ず毎日何か書いているところに並々ならぬ真面目さを感じます。

  • あの壇蜜が書いた2013年10月7日から2014年8月16日までの日記である。多くとも、せいぜい200文字程度の日記なのだが、その中に垣間見える独特の視点や感性、キラリと光る知性が面白い。

    自らを雨女と称し、時には過去を恥じつつ、さらには芸能界に身を置くのを恥じているようで、儚さと健気さが伝わる。

    グラビアタレントにして、知性と優しさを兼ね備えた不思議な魅力を持つ壇蜜…きわどい発言をしても、清潔さがあり、男性ファンはもとより、女性ファンも多いのが頷ける。

    書き下ろし文庫化。

  • 芸能人が書いたエッセイはわりと好きなものの、絶対好きとは言い切れないのでパラパラとめくって中身を少し確認したところ「これは好きな雰囲気だ」とすぐに購入することを決めた。

    日付と天気を主としたちょっとしたタイトルと共にその1日のことや、感じたことがそっけなく飾り気なく綴られる文体。すごく好きだ。

    いろんなことに耐えて、諦めて、自分との付き合い方を熟知して、少し欲を出して。

  • 壇蜜さんといえば一世を風靡する存在で、所作や話し方からして、おそらく知的な方なのだと想像していた。芸能人エッセイはやはりその方を知るための一助になり、もちろん全ての気持ちが書かれている訳では無いだろえが人間味を感じるエピソードを読み取ることができる。自虐多め、でも、それが彼女らしさだった。

  • 図書館で。
    テレビはあまり見ないので、壇蜜さんがどんな方かよく知らないのですが、この本を読む限り恐ろしくマイペースそうな方だなぁと思いました。後、自分に自信がありそう。他と違っても自分はこうなんだから仕方ないよね、と開き直りではないんだろうけど、それはそれと受け入れているような感じがある。

    へぇ、ソウナンダ、という感じで読んでましたが何気に読み終わるのに時間がかかりました。まぁ、ファンでもないし何がどうって訳でもないのですが。別に芸能人だからキラキラ生きてるわけじゃ無いよねってのはなんかワカル気がします。ハイ。

  • 文章にも色気があった。

  • 結構セキララな日記。オチなし、意味なしな日もあれば、謙虚な日もある。時には落ち込む。普通の人の生活がそこにはある。「椅子は自分で作りました。だからすぐ壊れても仕方ないですね」自虐なんだか達観してるんだか。自己責任で生きてる人だからでてくる言葉とも思う。

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著者プロフィール

壇蜜

1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範など多数の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2」(文藝春秋)、「壇蜜歳時記」(大和書房)、「どうしよう」(マガジンハウス)など著書多数。

「2020年 『三十路女は分が悪い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

壇蜜の作品

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