路 (文春文庫 よ 19-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903572

感想・レビュー・書評

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  • 台湾新幹線建設を背景に日本人主人公(NHKドラマでは波留が演じていた)と台湾人青年との巡り合いを軸に、様々な日台の人間模様が描かれる。ただ、どのエピソードもいまいち盛り上がりに欠けるような。。。

  • 再読

  • 2022.7.13

  • 3.5

  • 台湾新幹線の建設や運営に関係した人達のそれぞれの物語が深く、最後に新幹線の車内で交わるところがほっこりした

  • 20220409
    私は元来台湾が好きである。また本作を読んでみようと思ったきっかけはNHKのドラマである。しかも、偶然ブックオフで売られていた。これは読むしかあるまいと手に取った本である。
    概略は台湾の新幹線ができるまでの歩みを三者三様【(注)記憶が曖昧である】の立場から書いている。その為、小説が飛び飛びでありわかりにくい部分はあるが、多くの視点から台湾新幹線ができるまでの道のりが書かれている。
    内容は恋愛(不倫・純恋愛)、友情、子弟等の立場である。ただ、感情ではなく、事実に沿って書かれている点が多い。だからであろうか。歯切れの良さを生んでいる。
    また、筆者はうつ病だったことがあるのだろう。妙にうつ病について生々しく上手にかけている。
    20201010にも一度読んでいることも書き残しておきたい。

  • 想像していたプロジェクトX的なストーリーではなかった。
    台湾の屋台に行きたくなる。

  • 新幹線造り感に期待したが、想像以上に少なかった。
    でも、面白かった。

  • とても面白かった!ページを捲るのか楽しみだった!

  • 日本の新幹線が台湾を走る。

    台湾新幹線開業までの一大プロジェクトに関わる人たちのそれぞれの国への想い、ひとへの想いが、プロジェクトの進展とともに、繋がっていく。

    一大プロジェクトがメインにもかかわらず、仕事、仕事しすぎず、ひととひととの繋がり、ひとの想いがメインで、最後にはすべてが繋がっていく。
    さわやかな読みこごち。

    台湾の風景の描写が目に見えるようで、行ってみたくなった。

    春香と人豪、どっちもお互いのことを思いやる気持ちが強かったなぁ。初めて会った時から、時間がたって、大人になったって、ことなんだろう。
    これからどうなっていくんだろう?
    気になるなぁ…


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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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