ホリデー・イン (文春文庫 さ 49-3)

著者 : 坂木司

• 文藝春秋 (2017年4月7日発売)

感想・レビュー・書評

[tomoko0619さんの感想 · 2022年11月13日]

サイドストーリー的なのもあるけど、サクサク読める。

[mgsaekiさんの感想 · 2022年9月25日]

「ワーキング・ホリデー」「ウインター・ホリデー」のスピンアウト作品。

ヤマトはほとんど出てこなくて、ジャスミンや雪夜、ナナなど脇をかためるキャラクターの話。
大東の母の話は意外でした。
辛い経験をして、それでもヘラヘラしてる大東もある意味強いのか？と思いました。

進がヤマトに会いに来るまでの葛藤を読めたのも良かったです。

[フツキさんの感想 · 2022年8月23日]

どうやらシリーズもののスピンオフ小説だったようで、それでもキャラクターたちの立ち位置や性格は、短い文章の中ですぐ分かるように書かれていて有り難かった。クラブジャスミンに関わりのある人たちの、ほんのりとした恋模様や心情の変化を、短編で上手く描ききっているのは上手いなあと思った。

[aida0723さんの感想 · 2022年5月15日]

「ホリデー」シリーズに夢中になったのは随分まえのことだ。このサイドストーリーを読んだら、また読み返してもいいなって気になった。オイラはジャスミンが好きだ。おかまだからじゃなくて、でかいカラダを持っていていざとなれば強いから。だから見ず知らずの男を拾うことができる。オイラと比べたらそもそも生き物としての余裕が違うのだ。それに裏打ちされた優しさも持っている。生き物として強いうえに優しいのだから、男でも女でもジャスミンのそばにいればホッとするし心も開けるってものだ。オイラがたとえ優しいとしてもいざって時にカラダを使って誰かを守るなんてできないもんね。だからいまからでも屈強なカラダにしたいと思う。余裕がほしいのかもしれないな。お金もそうかも。ないよりあったほうがいい。そんでその余裕をなんか粋なことにつけたらいいな。

[小夜さんの感想 · 2022年4月7日]

[heavy3さんの感想 · 2022年3月26日]

ホリデーシリーズスピンオフ。続けて読んだので、それぞれの登場人物のキャラクターが目に浮かび、楽しく読めました。

[むんさんの感想 · 2022年3月5日]

図書館。ホリデーシリーズのスピンオフ。
読んだことあった。

[satokoさんの感想 · 2022年2月2日]

それぞれの物語に出会えて嬉しい気持ちになり、改めて第一作を読み返したくなった。...で再読！

[にこさんの感想 · 2021年9月24日]

またあの愛すべき人たちに会えた嬉しさと、隠してる心の裏側をうっかり見てしまった感じ。少しほろ苦いお話たちでした。

[nkwadaさんの感想 · 2021年9月14日]

オカマバーなのかホストクラブを経営するのオカマのジャスミンさんを中心として、いわゆるハートウォーミングを狙った連絡集という感じで、冒頭作は、よる道で倒れていた中年男性を拾って家に連れて帰り甲斐甲斐しく世話をするというものだが、総じてあまりおもしろくない。

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」