風に恋う (文春文庫 ぬ 2-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167915094

感想・レビュー・書評

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  • 青春はキラキラしてまぶしい。
    本を読みながらその通りだなー。と感じました。
    吹奏楽の演奏を聴きたくなりました。

  • ただの吹奏楽の物語ではない。

    まず目次を見て、各章タイトルに吹奏楽の曲名が含まれているところが粋だと感じた。読み進めていくうちに、単にタイトルに混ぜ込んだだけでなく各々が意味を含んでいて物語の風向きを表しているようだと感じた。

    「吹奏楽」という王道ネタでありながらも設定が面白く、特に基がころっと入部した流れはとても惹き込まれた。嫉妬や熱意、プライド、欲望。各キャラクターの悩みや思いがそれらを見事に表していて、そのどれもにリアルさを感じた。

    基たちの『スケルツァンド』を、『風を見つめる者』を聴きたくなった。でもきっと目を瞑ればその光景が見えてくる気もした。

    2020.12.20 読了

  • 青春だ~!夢の舞台で人生が終わるわけじゃなくその先も生きていかないといけない、けれど今の一瞬も大事で。音を、音楽をこんな風に文字に出来るって凄いなと思いました。読んでよかったです。

  • 4.3

  • 純粋な青春小説でありながら、現実的で共感できる部分もあり入り込めた。

  • ドラマの原作で大活躍な人となってしまった額賀氏の作品。恩田陸「蜜蜂と遠雷」以降久々に音が奏でられてきた作品。芯が通ってる登場人物のぶつかり合いを通じて、コンクール当日の見事な演奏っぷりが目に浮かぶようで流れるように読んだ。

    何かにのめりこむエネルギーって、それを見てる周りの人をも変化させるパワーがあると痛感した作品。

  • 読んだ時吹奏楽部だったからちょっと刺さった 私が先輩だったら無理

  • 高校生の吹奏楽部青春もの。サックスの基(もとき)、その幼なじみの玲於奈、指揮をする部のOBの瑛太郎を中心に展開していくが、さして大きな事件もなく全国大会まで勝ち進んでいくし、玲於奈との恋愛ストーリーもなく、のんべんだらりとした感じ。もともと青春ものが苦手なのに最後まで読めたんだから、そこそこ面白く感じたんだと思うが、振り返ってみると、構成として今一つだったようにも思う。

  • 青春の本

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著者プロフィール

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する。著書に、『ラベンダーとソプラノ』『モノクロの夏に帰る』『弊社は買収されました!』『世界の美しさを思い知れ』『風は山から吹いている』『沖晴くんの涙を殺して』、「タスキメシ」シリーズなど。

「2023年 『転職の魔王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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