星の使者: 高名な科学者、数学者、天文学者、哲学者にして物理学者、ガリレオ・ガリレイの生涯
- 徳間書店 (1997年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198607821
感想・レビュー・書評
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ガリレオ・ガリレイってどんな人??と子供から聞かれたら、一緒に読むといい。当時の時代背景もよくわかります。
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1997 コールデコット賞受賞作品
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中日こども文庫で紹介されていた本。「細部まで精細な絵、手書き文字、凝った画面構成」「ゆっくり読んでも一度では味わい尽くせないのだ」って金沢の古書店の店長。うまく言うなって感心と同時に期待もいっぱいで取り寄せました。
ガリレオの一生を美しい絵と凝った構成で楽しく読めました。親も子どもも読んで楽しめる本じゃないかな。絵本にも載っていたガリレオの地動説を異端とした宗教裁判、ローマ教皇はその裁判が誤りであったことを認め公式に謝罪したのは、ガリレオの死後350年の1992年。ずいぶん時間が経つのですね。 -
ガリレオの生涯を描いたとても美しい絵本。
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中・県・長:
1633年地動説を提唱するガリレオ・ガリレイの異端審問所審査がサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会で開かれ、6月22日に有罪が告げられた。「それでも地球は動く」とつぶやいた日らしい。 -
2023.1.12 5-1
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事実を事実と認めない。
ガリレオガリレイの地動説は、
キリスト教の原理に対する批判につながる。
神が創造主であることで、天動説だった。
「主は大地をその土台の上におかれた。
大地は永遠に動くことはない。」旧約聖書・詩篇
地球が、宇宙の中心だと考えていたのだ。
地動説を認めるようになったのが、1992年だった。
実に、300年以上かかったのである。
ここに、人間の不具合さが 生まれている。
事実が事実と認めることの難しさ。
ガリレオは、1564年に生まれる。
その年には、シェイクスピアが生まれ、
ミケランジェロが死んだ。
美しい星空を描いている。
ガリレオは、望遠鏡を作る。そして、星空を見続ける。
ガリレオは、木星の周りの4つの衛星を発見。
メディチ星と名づける。
ガリレオは、メディチ家の宮廷づき主席哲学者兼数学者となった。
星空を見ながら、地球が 動いていることを知るガリレオ。
そして、ガリレオは 自分の目で見たことを信じて、発言した。
ガリレオは、裁判にかけられ、有罪となり 幽閉された。
そして、今は 事実が 真実になったのである。
これを絵本にする技術と勇気に驚く。
いい絵本だね。 -
天文学者は、夢があっていいなあ~
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[江戸川図書館]
副題にあるように、地動説で有名なガリレオ・ガリレイの伝記。表紙絵が題名にマッチしていて素敵なんだけれど、最初副題が目につかず、伝記特集に置かれてはいるけど、これは誰の事だろうと思いながら手に取った。教会に有罪判決を受けて生涯自宅に軟禁されたガリレオ。そしてその"罪"を赦された死後の話。どこに重きをおいて伝えるかにもよるけれど、字数も多いので読み聞かせに使いたかったら高学年か抜粋がいいかな。