夏の庭―The Friends

著者 : 湯本香樹実

• 徳間書店 (2001年5月31日発売)

感想・レビュー・書評

[もこさんの感想 · 2008年9月14日]

中学三年の夏を思い出します。
学級文庫においてあって、気になって読んだら案外いけた。

[あきらさんの感想 · 2008年4月5日]

面白かったはずなのに覚えていないこの切なさ。。。<br>
再読しようかな。。。

[rgmさんの感想 · 2008年3月6日]

学校で本を読んでて初めて泣いた本だったから印象に残っている。多分、今見ても泣けると思う。余韻に浸れる本だと思う。

[70jさんの感想 · 2007年9月23日]

夏になると、読みたくなります。

[ビタースイートさんの感想 · 2007年9月14日]

死に直面した老人と子どもというモチーフ。３人の少年は人が死ぬ瞬間を見てみたいという好奇心から、町外れに住むおじいさんを見張ることにする。

[ゆきぃさんの感想 · 2007年8月19日]

幼い子って残酷なこと考えるなぁ；
ほのぼのとしてて優しいお話。

[ＫＬさんの感想 · 2007年6月2日]

このところよくこの本のことを思い出す。小学校の時に読書感想文のための推薦図書から選んだ。映画も良かったと思う。印象的。

[sweetcakeさんの感想 · 2007年5月9日]

12歳の夏、ぼくたちは「死」について知りたいと思った。そして、もうすぐ死ぬんじゃないかと噂される、一人暮らしのおじいさんを見張り始めて…？　三人の少年と孤独な老人のかけがえのない夏を描き、世界十数ヵ国で出版され、映画化もされた話題作。児童文学者協会新人賞　児童文芸新人賞　ボストン・グローブ＝ホーン・ブック賞他受賞多数

[nonkey37さんの感想 · 2007年3月11日]

どことなく「スタンド・バイ・ミー」を思わせる雰囲気漂う、少年３人の物語。<br>
<br>
この本のカテゴリは「児童書」ですが、大人が読んでも充分な手ごたえがあります。
というか、真に良質な児童書は子供にとっても大人にとっても良質なものなのですよね。<br>

登場する少年はそれぞれにどこか満たされないものを感じていて、家庭環境もそれぞれに異なる問題を抱えています。<br>
そんな彼らがある日、「もうすぐ死ぬかもしれないおじいさん」を「観察」して、ひとの死ぬところを見てみたい　といった残酷な興味を持ちます。<br>
制約だらけで生気の無い毎日の捌け口として「おじいさんの観察」を始める少年たちは、奇妙な成り行きでこの「1人暮らしのおじいさん」と関わっていくことに・・・。<br>

子供は生まれてくる場所を自分で選べない。それ自体がこの世の不条理だと感じる子供は少なくないと思う。子供が純真で無垢だなんて嘘。小学生だって幸せで楽しい時間ばかりじゃない。子供の世界も生きていくのはそれぞれにキビしいのです。<br>
世界は広いのに閉塞している・・・そう感じたことのある子供やかつて子供だった人々にとって、ここに広がる「夏の庭」は「それでも、この世界で生きていくのもそんなに悪くない」という気持ちにさせてくれます。<br>
時々読み返したくなるのは、それでかもしれません。　　　　　　　

[hiyouさんの感想 · 2007年1月27日]

「死」って何なんだろう？
素朴な子供の疑問から生まれた物語。
いいですねぇ。楽しかった思い出、
悲しかった思い出、いろいろあるけど
全部いい思い出なんですよ。
大人になっても絶対忘れないと思うなぁ。

著者プロフィール

1959年東京都生まれ。作家。著書に、小説『夏の庭 ――The Friends――』『岸辺の旅』、絵本『くまとやまねこ』（絵：酒井駒子）『あなたがおとなになったとき』（絵：はたこうしろう）など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」