夏の庭―The Friends

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 145
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198613594

感想・レビュー・書評

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  • 亡くなった祖父のことを思い出しながら読みました。温かく、孫思いだった祖父。小学校のオススメの本になるのがわかります。是非、子供たちに読んで欲しいと思いました。

  • 「死ぬところをみたい」という動機から一人暮らしのおじいさんをみはる話…としてしか知らなかったけれど、最後まで読んでみたらとてもいいお話でした。おじいさんが見られていることで、元気を取り戻してしまうところが、おかしくもあり嬉しくもあり。花火のシーンはほろっとしました。前半よりも後半が好き。

  • 小学校6年生の男の子3人が主人公。お祖母ちゃんのお葬式から帰ってきた1人が、「死んだ人っておもたそうだった」と言った事から、3人とも死んだ人が見てみたいという気持ちになる。もうすぐ死ぬのではないかと噂される老人を見張りはじめる。しかし、見られている事に気付いた老人は何故か元気になってくる。だんだんと心が通うようになり、その夏3人は色んなことを知る。でも最後は悲しい現実が・・・。

  • 小学生三人組と、近所に住む死にそう(だった)じいさんの話。
    不穏な空気が一変してほほえましい関係に。良かった。
    三人組の行動力に驚く。

  • 大好きな一冊。少年達とおじいさんが交流をする様になってそれぞれが少しずつ変わっていく優しい話でした。

  • 久しぶりの児童書。死ってほんとになん なんだろうな。私はどうしても難しく考 えてしまうけど小学生の彼らのような死 の価値観が新鮮ではっと気づくものが あった。

  • こーれは、あかんです。
    久しぶりに本でがっつり泣きましたー( ;´Д`)♡

  • とっても暖かい話でした。ほんわかした気持ちが伝わってきて、すごく優しい気持ちで読み進められた。文章がすごくきれいで、前半と後半の雰囲気の転換がすばらしい。背景もきれいに追っていて、感情移入ができるのに、おじいさんのことはそういった描写が少なく、なんだかあっという間な気がした。子供たちも、あっという間で、こんな気持ちだったのかな。
    結末は意識していたのに、すごくあっという間で、泣きそうになってしまった。死とは、長い道の最後にあるけれど、こんなにもあっという間なんだろう。
    前情報で「日本版スタンドバイミー」って言われてたけど、まさにその通り。死を考えることで、生を意識していくんだろう。正直、スタンドバイミーよりも明るい(なんというか、ジメジメしたものがない)ので、読みやすかった。
    なんだかいろいろ考えられた気がする。死が悲しいという気持ちは主体的な問題であること。お化けになぜたくさんいて、名前をつけるのか。生きること、死ぬことはどんなことなのか。
    これも将来の学級文庫に決定。

  • 結末は、やはり予想通りのものだった。しかし、3人の少年の一夏の成長とおじいさんとの別れはやはり涙を誘う。この本を12歳の時に読めなかったことが残念。

  • 小6男子三人組が「死」を意識して起こした行動は、あるおじいさんの観察だった。

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。作家。著書に、小説『夏の庭 ――The Friends――』『岸辺の旅』、絵本『くまとやまねこ』(絵:酒井駒子)『あなたがおとなになったとき』(絵:はたこうしろう)など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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