ぼくもおにいちゃんになりたいな

  • 徳間書店
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本棚登録 : 104
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198631659

作品紹介・あらすじ

ペーテルに、いもうとができました。おとうとのいるともだちがうらやましかったペーテルは、おおよろこび。あかちゃんは、ちいさくて、なんてかわいいんでしょう。でも、しばらくすると…おとうさんもおかあさんも、あかちゃんにかかりきり。ぼくのこと、もうすきじゃないのかな…。妹や弟ができたとき、だれでも感じる、うれしさや不安。"子どもの本の女王"リンドグレーンと、「ロッタちゃん」のシリーズの画家ヴィークランドが、子どもの気持ちを、あたたかく描きます。愛情あふれる、スウェーデンの絵本。

感想・レビュー・書評

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  • ペーテルに、いもうとができました。おとうとのいるともだちがうらやましかったペーテルは、おおよろこび。あかちゃんは、ちいさくて、なんてかわいいんでしょう。でも、しばらくすると…おとうさんもおかあさんも、あかちゃんにかかりきり。ぼくのこと、もうすきじゃないのかな…。妹や弟ができたとき、だれでも感じる、うれしさや不安。"子どもの本の女王"リンドグレーンと、「ロッタちゃん」のシリーズの画家ヴィークランドが、子どもの気持ちを、あたたかく描きます。愛情あふれる、スウェーデンの絵本。

  • 2020.05.23

  • ずっと兄弟が欲しかったペーテルは妹ができて大喜び。最初は妹のレーナが可愛かったのですが、お父さんもお母さんもレーナにかまってばかり。なんだかペーテルは面白くありません。兄弟ができたことへの不安な気持ちに共感し、だけど兄弟って良いなと思える一冊です。

  • 下の兄弟ができることへの上の子のきもちが上手に書かれていると思います。
    更に上の子が最初にどれだけかわいがれていたかも子の絵本にはきちんと描かれていて、兄弟分け隔てない親のかわいがり方にも気づいてもらえるかな?と思いました。

  • 9歳息子と5歳娘に読み聞かせ。
    スウェーデンの絵本。お母さんに「ぼくもきょうだいがほしいな」なんて言ったらほんとに妹が生まれた。でもお母さんが赤ちゃんにかかりきりで楽しくなくて、「きょうだいがほしいなんてばかなこといわなきゃよかった。妹を三輪車と取り替えっこするか、妹を売ってそのお金で三輪車を買ってもらえないかな。」なんてことを考えます。でも、それから数年たって、お母さんにまた赤ちゃんが生まれて、少し大きくなった男の子は、「妹を三輪車と取り替えなくて良かった。」と思います。お母さんが赤ちゃんにかかりきりでも、妹と遊んでればさびしくないもーんっって。
    あたしも2人産んでよかったって思う。間が持つ。

  • Original title:JAG VILL OCSKA HA ETT SYSKON.
    私にも弟がいるので、Peter君の気もちがとても良く解ります。
    自分が兄と姉であれば、懐かしみながら読めます。

  • 新しい兄弟が出来てやきもちを焼いたり、赤ちゃん返りをしたり・・というのは、永遠のテーマなのかもしれません。

    以前にあるお母さんから「弟をかわいがりましょう」という話を書いた絵本はありませんか?と聞かれたこともあったなぁ。

    長男・長女は自分がどれだけ周りから可愛がられたかを憶えてはいませんからね。
    新米のお父さんやお母さんも、初めての子育てで右往左往しながらも「うちの子が一番かわいい!」と思ったはず(私もそうでしたし~)。
    そういう意味で、これは子育て応援絵本ですね(笑)。

  • お兄ちゃんの複雑な気持ちが描かれている

    絵が色使いがオシャレだなぁ

  • 児童書。
    子がお兄ちゃんになる機会があれば、読み聞かせてあげたい。

  • 8分19秒。
    妹の登場にはじめは喜ばしかった主人公ペーテルでしたが、次第に「おにいちゃん」でいることが嫌になってきます。幼子の心理をとてもよく伝えています。目に見えることは、ほんの一部にしかふぎません。ペーテルのかかえる感情が、いかに大きく深いものなのか。ペーテルが示す行動のほんとの意味をどれだけ組んでやれるのか、毎日の暮らしの中にメッセージがたくさんつまっていることを伝わります。表紙のペーテルの誇らしそうな表情、そして妹レーナのお兄ちゃんの真似をする様子が、子育ての励みになります。
    子どもの何を見て、何を気付いて(察して)やれるのか、親力も毎日の積み重ねで育つのです。意識することはとても大事です。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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