ふらいぱんじいさん (日本の創作幼年童話 5)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 1216
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251006356

感想・レビュー・書評

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  • いい終わりかたで、よかった。
    まだヒョウたちけんかしてるのかな。

  • ふらいぱんじいさんがいろんな所を旅していて、聞きながら「児童書らしい内容だな」としか思ってなかったけど、たこに出会った所から様子が変わった。どうなるの…とドキドキした。最後、じ〜んと感動した。
    あとがきもステキだった。あとがきだけで超短編小説みたい。

  • 六歳と二歳の息子に寝る前に少しずつ読み進めた。二歳の息子がはまったようで、「ふらいばんじいさん」と読み終わっても本を持ってくる。挿し絵を示して、ふらいぱんじいさんはどこかな?と探して楽しんでいる。「ふらいぱんじいさん」という語感が気に入っている様子。
    大人目線で読むと、役目を追われた人間の新天地での再生の物語と読め、大海原へ新しくこぎ出す勇気をもらえる、喪失と再生の物語。
    また、たまごやきをつくりたいというふらいぱんじいさんの願いに沿った結末のあり方にもあたたかさを感じる。

    教室でも読み聞かせた。一区切りづつ、五、六回ほどに分けて。読み聞かせた後に一人で読むと手に取る子がいるので面白かったんだろうなと思う。

  • 3歳の娘に読み聞かせ
    長い話ですが、次々に動物に出会って行くふらいぱんじいさんの旅が子どもを飽きさせず、最後までワクワク聞いてくれました。

  • フライパンじいさんがかがみとおもわれて海にぷかぷかうかんで夜になると羊の赤ちゃんがないていた。それで、なぐさめてあげた。おもしろかったです。

  • 古くなったフライパンが旅に出て、もっと広い世界を知りに行く話。

    フライパンを見たことのない動物達のリアクションが面白い。
    海の旅をしていた時は錆びないのかな?と気になったけど、タコに柄を折られるまでは元気だったから大丈夫なんでしょう。
    嵐の時に大きな波に揉まれるところが、その前の小さな波との比較が出来て、海を説明するのにも良かったです。

    色んな経験をして、最後は鳥達の巣になり鳥達のおじいちゃんになる、という。
    確かに温かそう。

    2歳児には長かったので何回かに分けて読みましたが、面白かったです。

  • ふらいぱんじいさん、たまごを焼くのが大好きなのに、もうたまごを焼かせてもらえない。そこでじいさん、でかけたよ。広い世界へね。
    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)


    絵と水彩の色がいいなぁ。元気がでる。
    ふらいぱんじいさんはどんな状況でもどんな世界でも楽しめる。フライパンじいさんの冒険がいいなぁ。
    ヒョウがフライパンを鏡だと思ってのぞき込み、自分はクロヒョウだったんだ!と驚くシーンが愉快。
    カラッとあかるくゆるっとしていてよい。

    娘たちの反応がよかったところもそれぞれちがう。
    フライパンがたまごたまごたまご~といいながら飛んでいくシーン、ラクダの子と遊ぶシーン。
    わたしは、いろんな種類の鳥がおじいさんに話を聞かせるシーンと、突然のタコ登場でピンチ!のハラハラ感も好き。あと、フライパンてプカプカ海に浮かべるの 笑

    6歳の娘(ひなた)のお気に入り。
    自分でも読めるし、読んでもらうのにもよい長さ。
    幼稚園で年中・年長クラスの担任だったら子供達と毎日少しづつ読みたいな。

  • 幼稚園で読んだらしい

  • 絵も字も多く読みやすい。
    使い古されたフライパンじいさんが目玉焼きを焼くために旅に出る。

  • フライパンじいさんが波に襲われた時が面白かった。

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著者プロフィール

神沢利子 1924年、福岡に生まれる。子ども時代を北海道樺太で過ごす。文化学院文学部卒業。童話作品に『ちびっこカムのぼうけん』(理論社)『くまの子ウーフ』(ポプラ社)『銀のほのおの国』『流れのほとり』(福音館書店・日本児童文芸家協会賞)『神沢利子コレクションI~V』(あかね書房・巌谷小波文芸賞)など、絵本に『たまごのあかちゃん』『おばあさんのすぷーん』『ぽとんぽとんはなんのおと』『おっとせいおんど』『いいことってどんなこと』『えぞまつ』(以上福音館書店)など多数の作品がある。東京在住。

「2022年 『てんのくぎをうちにいった はりっこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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