- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270000120
感想・レビュー・書評
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★その後が気になる★カネがなくても強いメジャーリーグのチームを作った、アスレチックスのGM、ビリー・ビーンの哲学と行動を辿る。足が速く体つきも立派と見た目は有能だが、プロでは成功しなかった。そんな自分の体験を反面教師に、「素晴らしい選手」に対する常識を取り払って選手を選ぶ。ポイントは四球を選ぶ能力を加えた出塁率。データの徹底した分析からワンアウト2塁など状況ごとの得点の期待値を算出し、選手の評価に独自の観点を築きあげるさまは美しい。確かに、一見冴えないレッドソックスのユーキリスも07年のシーズン序盤は活躍していた。その源流となるデータマニアが米国に山ほどいるのも興味深く、また、数字を冷静に読み直すと意外な事実が見えてくることのひとつの例なのだろう。2002年のドラフト会議での興奮は魅力的に伝わってくるし、そこで選んだニコラス・スウィッシャー、ジョー・ブラントン、ジョン・マッカーディー、ベンジャミン・フリッツ、ジェレミー・ブラウン、マーク・ティーエンらの行く末が気になる。場面の描写と人物の分析の組み合わせがうまく引き込まれる。著者は『ライアーズ・ポーカー』『ニュー・ニュー・シング』も書いていたんだ。内容は思い出せないが面白かったことは覚えている。
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ビジネス書として売れていると知り購入。野球と言う分野でも数学的な知識をいかすことが出来るという視点から読むと楽しい。打率や防御率が良い選手を集めたからといって勝てる確率が必ずしも高くなるわけでもなく、他の視点(四球の多さ等々)がより重要であるということを理解させてくれる。これを読むといかに巨人がでたらめな戦略をとり野球解説者が的外れな論争をしているかが分かる。
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BOSの重要性を知る1冊。
アスレチックスが実践した統計的ベースボールのストーリー。
憧れる1冊。 -
野球選手の評価に徹底したマーケティングを導入し、すくない資金でも勝てるチームを作り上げていく軌跡を描いた本。マーケティングのビジネス書として非常に面白い。
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アメリカにある野球チーム、オークランド・アスレチックスがいかに少ない資金で勝てるチームを作るのか。その軌跡。
基本はビジネスと同じ。分析、マーケティング、優先順位などなど。そういうものを駆使して安くいい選手を揃え、勝つために必要な条件に順位をつけ、チームを運営する。
目で実力を、将来を測るのではなく、徹底したデータにより分析して将来を予測する。いわゆる「異端児」の挑戦。
基本はビジネスと同じ。
情報と分析。マーケティング。目標、そしてプロセス。それが結果を物語ったんだと思う。 -
2006年シーズンも見事勝ち抜きリーグチャンピオンシップにまで進出!トーマスを再生するなんざあ、ビリーあなたはやっぱり凄ウデだ!
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大リーグ・アスレチックスの話。マーケティングの書としてとても面白い。
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読むと野球が10倍面白くなります。
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面白い
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大リーグ好きは、必読ですね。