虐殺ソングブックremix

  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309027906

感想・レビュー・書評

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  • オリジナルとリミックスが1冊にまとまっていて、元の短編とリミックス(リライトしたもの)を比較して読むことが出来る。

    リミックス担当した小説家陣の作品をほぼ知らずに読み進めたが、それぞれがその人らしいユーモラスなアンサーを出していた感じがして良かった。また、ミュージシャン陣のリミックスが面白かった。

    町田康のリミックスは原作を崩さずに解釈していてオリジナルよりわかりやすくなっていた。また、曽我部恵一のリミックスは原作にストーリー性を加え、新たな短編作品のように楽しめた。OMSBのリミックスも同じく新たな短編として起と結を逆さにしたような形で締め括られていて面白かった。やくしまるえつこの日記のリミックスはカオスなものになっていて面白い。

    小説を初めて書いたというOMSBの作品が結構ツボだった。

  • かっこいい〜〜
    柴崎友香めっちゃ柴崎友香。
    あとは曽我部恵一のがよかった。

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著者プロフィール

《Hair Stylistics/中原昌也》
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、
1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。

音楽活動と並行して文筆活動も多数。
1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、
2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、
2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、
2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

「2018年 『"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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