声優論 アニメを彩る女神たち:島本須美から雨宮天まで

制作 : 小森 健太朗  遊井 かなめ 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 65
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309275604

作品紹介・あらすじ

新たに切り拓かれたアニメ読解の可能性
批評×声優
日本のアニメを代表する女性声優を、声質や演技、キャラクターとの相関関係を切り口に論じる、待望の本格的声優論。

感想・レビュー・書評

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  • 声優論という感情論ではなく、あくまで理論的に分析するスタンスに立って著されている点は良かったが、所々で固すぎる文章が目に付いた。また、見ているアニメがあれば、見ていないアニメもある中で、見ていないアニメの分析は読み進めるのが億劫になったが、仕方のないことではあるかもしれない。

  • 90年代声優ファンなら買い。声優幕開け時代に対する当事者のコメントは貴重。

  • 文芸批評の声優版。

  • 桑島法子のやつだけよかったかな……

  • 声優、特に(というより、ほぼ)女性声優について論じた本。
    声優についてはそれなりに興味のあるほなので、どうしてあの人について書いてないのとかいろいろ言いたいことはあるけど、言わないでおく(井上喜久子とかこおろぎさとみとかかないみかとか矢島晶子とか坂本真綾とか中島愛とか竹達彩奈とか)。まあ、今だと松来未祐については書いてるだろうなとは思った。それと、戸松遥についての記述は妖怪ウォッチにも触れてやれよと。
    現役の最古女性声優ユニットは『Chiffons』というそうだけど、そんなグループがあるのを初めて知った。それどころか、メンバーも今いちピンとこない。氷上恭子は聞き覚えがあるけど、他の二人が分からない。
    個人的には、沢城みゆきについて一章費やしているのがよかった。この本で触れられている声優の中では特に実力派の声優だと思う。この人の出演作はいろいろ見てきたけど、見るキャラ見るキャラ声が違っていて、いつも驚いている。

  • 5人の執筆陣が、それぞれ得意な女性声優について、自論を展開している本。主観的な断言があまりにも多く、読んでいて辟易としてしまう意味で、サブカル系評論でありがちな展開を見事に踏襲している。さらに、掲載されている声優のラインナップに妥当性が感じられないのも大問題。声優のアイドル化やアーティスト化についての論点が目立つ中で、現代的な声優アーティストの嚆矢である坂本真綾と、アーティスト転向失敗の代名詞である椎名へきるについて誰も何も書かないのは如何なものか。他にも「●●が載っているのに、◆◆が載っていないのは許せない!」という意見は読者の数だけ存在すると思うので、いちいち列挙するのは控えることにするが…。

  • 女性声優に関する論文集?

    図書館にあったのでなんとなく借りてみました。

    声優という存在を意識したのは子供の頃で、野沢雅子さんや田中真弓さんあたりだと記憶しています。男の人の声ってあまり個性がないような気がしていました。とはいえ、千葉繁さんと緒方賢一さんの声はなんとなく覚えていて、この人これにも出てるよねというようなものでした。

    今回は女性だけですが男性版も読んでみたいなあと思いました。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4852248.html

  • 島本須美、宮村優子、水樹奈々、花澤香菜、雨宮天……日本のアニメを代表する女性声優26人を、声の質や演技、そしてキャラクターとの相関関係を切り口に論じる、待望の本格的声優論。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。1994年、『コミケ殺人事件』でデビュー。『探偵小説の論理学』で第8回本格ミステリ大賞評論研究部門受賞。『英文学の地下水脈』で第63回日本推理作家協会賞評論その他部門受賞。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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