- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309460925
作品紹介・あらすじ
18歳でわたしは年老いた-。あの青年と出会ったのは、靄にけむる暑い光のなか、メコン河の渡し船のうえだった。すべてが、死ぬほどの欲情と悦楽の物語が、そのときからはじまった…。仏領インドシナを舞台に、15歳のときの、金持の中国人青年との最初の性愛経験を語った自伝的作品。センセーションをまきおこし、フランスで150万部のベストセラー。J・J・アノー監督による映画化。
感想・レビュー・書評
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一人称、二人称、三人称全部ぐちゃぐちゃですがどうしてくれるんですか??
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『居酒屋』-『ナナ』のラインの植民地版みたいなストーリーを予感させたけど、家族間の確執を背景に当時の社会通念上許されないような禁断の性愛に少女が絡み取られた恋模様が、数年を経て振り返ると実は純愛と言ってもよかったような恋物語になっていく。当時の状況を取り巻く心情を数十年間の熟成を経て語ることってそれが本人によるとしても結局は第三者的解釈が入り込んでしまっているのは否めないのだろうなあというのが頭の片隅に浮かび続けてしまってストーリーに入り込めなかった。もっともそういった真正性を横に置けば、大人びてしまった語り口だけれども少女の独白がその精神構造がきちんと表現されているのでしっかりと楽しむことができると思う。とはいえ、その精神構造を大人の視点から語るのではなくてその時の少女の視点で語るとまた違ったストーリーになるだろうに。そんなのないものねだりだとはわかっちゃいるけど。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788456 -
「十八歳で私は年老いた。」この一言が強烈に印象に残る。タイトルで手を出しにくい作品かもしれないが、是非一読を。
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読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です
■2022年8月30日(火)20:30 〜 22:15
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記録
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もう大変。
とんだおおやけどってやつです。
読み方がまずわからん。
彼女はわたし?彼女もわたし?
飲み込まれ、放り出され、やけどしつつ、溺れたり、慣れない読書でした。
この暑い中読むのには適してしたかな。
一言では言えない濃密な人生、しかもかなり前半で。
生き延びるために快楽を存分に解放する。閉じ込めておくわけにはいかなかった、そうしたら死んでしまう。
解説を読んだら理解が深まるかと思ったら、ますますドツボ。
修行が全然足りませぬ。