マルグリット・デュラスのおすすめランキング

プロフィール

仏領インドシナのサイゴン近郊で生まれる。『太平洋の防波堤』で作家としての地歩を築き、『愛人(ラマン)』はゴンクール賞を受賞、世界的ベストセラーになる。脚本・原作の映画『ヒロシマ・モナムール(24時間の情事)』、『モデラート・カンタービレ(雨のしのび逢い)』、『かくも長き不在』は世界的にヒット。小説・脚本を兼ねた自作を映画化し、『インディア・ソング』、『トラック』など20本近くを監督。つねに新しい小説、映画、演劇の最前線にたつ。
第2次大戦中、ナチス占領下のパリでミッテラン等とともにレジスタンスに身を投じ、戦後も五月革命、ヴェイユ法(妊娠中絶法改正)成立でも前線にたち、20世紀フランスを確実に目に見える形で変えた〈行動する作家〉。

「2022年 『マルグリット・デュラスの食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マルグリット・デュラスのおすすめランキングのアイテム一覧

マルグリット・デュラスのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『愛人 ラマン (河出文庫 509B)』や『モデラート・カンタービレ (河出文庫 509A)』や『太平洋の防波堤/愛人 ラマン/悲しみよ こんにちは (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-4)』などマルグリット・デュラスの全93作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

愛人 ラマン (河出文庫 509B)

1029
3.48

感想・レビュー

この作品は映画でセンセーショナルな反響があったと記憶していますが、こうやって原作を読むとこれは年寄り婆さんの遠い昔の思い出に耽った繰り言ですね。(笑) ... もっと読む

モデラート・カンタービレ (河出文庫 509A)

399
3.58

感想・レビュー

モデラート・カンタービレ。普通の速さで歌うように。そして陥る狂気。隠されていた情熱は密かに開花し、やがて濃密な香りを放ち風に撒かれてゆく。行く先知れずの開... もっと読む

太平洋の防波堤/愛人 ラマン/悲しみよ こんにちは (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-4)

248
3.76

感想・レビュー

101231*読了 2010年最後の読書はこの本でした。デュラスの2作品と、サガンのあまりにも有名な作品。太平洋の防波堤が個人的には好き。でも文体として... もっと読む

作家の家: 創作の現場を訪ねて

174
3.75

感想・レビュー

想像の余地が残ってる空間がたまらなく好き。 例えばホテルの様に 「ここは完璧です。さぁ、お寛ぎください!」 と、私の為に何もかもが整えられた美し... もっと読む

破壊しに、と彼女は言う (河出文庫 テ 1-4)

144
3.39

感想・レビュー

再読。狂人たちの遊戯。遅疑と逡巡。甘美なる空虚。眠れない夜、影たちのことばに触れたくて本書を紐解いた。あの一文が現れるころ、睡魔が私を迎えにくることを期待... もっと読む

アガタ,声 (光文社古典新訳文庫 Aテ 3-1)

136
3.79
デュラス 2010年11月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

男女2人しかいない、しかもあまり動きのない劇の「アガタ」と女優が独りで電話をしている「声」の2篇。「アガタ」を朝読み、「声」を夜読んだ。どちらも実際の舞台... もっと読む

北の愛人 (河出文庫 テ 1-9)

113
3.49

感想・レビュー

『愛人』が映画化され、製作が進むに連れてデュラスの中で生まれ、作品とは違う彼女なりの「映画」として書かれたのがこの小説。前者が散文詩的なイメージの中で「わ... もっと読む

太平洋の防波堤 (河出文庫 テ 1-3)

82
3.61

感想・レビュー

デュラスの出発点だつたのかもしれない。改めて読み直すと、彼女がこれを書くのに、並々ならぬ時間がかかつたのだと感じられる。自分自身との対話、過ぎ去つた時への... もっと読む

夏の夜の10時半 (河出文庫 テ 1-5)

81
3.59

感想・レビュー

積ん読を風邪ひきの休日に。酷暑と喧騒、驟雨の中に倦怠感がまたもや優雅な一冊でした。(デュラスはモデラート・カンタービレから二冊目です)特になんだろう、殺人... もっと読む

ヒロシマ・モナムール

79
3.50

感想・レビュー

愛とその忘却について。スクリプトというよりはプロット。 初めての、その悲劇的な愛さえも、その記憶にどんなにしがみついても忘れていってしまう。しかし、... もっと読む

ロル・V・シュタインの歓喜

68
3.83

感想・レビュー

まだ読み始めたばかりだけれど、本を開き、数行読んだとたんに、不意に風が止んだような不思議な静けさにとらわれた。実際、物語としては、なにか不穏な出来事が起こ... もっと読む

これで、おしまい

67
3.70

感想・レビュー

ひとりの人間がゐなくなる。 今までもたくさんのひとを見送つてきた。 それが今度はわたしの番。 あなたはまだ、そこにゐますか? 死ぬのが恐いのではない。死... もっと読む

私はなぜ書くのか

66
4.67

感想・レビュー

書かないとき、人びとはなにをしているのだろうか? 書かない人たちを密かに称賛しています。どうして書かずにいられるのか、まさにそれがわからないのよ。 もっと読む

愛人 -ラマン- (torch comics)

60
4.08
高浜寛 マンガ 2020年2月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ジャン=ジャック・アノー監督作の映画が抒情的だったが、デュラスはあまり好まなかったんだとか。 その理由をあとがきで高浜さんが追及している。 この漫画も映画... もっと読む

ヴィオルヌの犯罪 (河出文庫 テ 1-6)

58
3.61

感想・レビュー

La menthe anglaise と L'Amante anglaise という掛詞であるってところがデュラスだわ! もっと読む

愛人

46
3.21

感想・レビュー

再読。「十八歳でわたしは年老いた」デュラスの少女時代、仏領インドシナでの経験を基に綴られた小説。15歳でうんと年上の金持の中国人青年との性愛に溺れ、父を亡... もっと読む

苦悩

43
3.75

感想・レビュー

M.デュラス『苦悩』冒頭2作が映画に対応するテクストだけど「帰ってこない」ときのデュラスの精神状態もさることながら状況として壮絶なのは「帰ってきたあと」だ... もっと読む

マルグリット・デュラスの食卓

43
4.25

感想・レビュー

マルグリット・デュラスの食卓 - 【悠書館】人文書、自然科学書、レファレンスなどを出版しております https://www.yushokan.co.jp... もっと読む

エクリール: 書くことの彼方へ

41
3.57

感想・レビュー

デュラスの作品はどれをとってみても哀しく、それでいてやさしい。 書くこと。その一点を信じて彼女は生きてきた。一匹のハエの死にざまさえも物語となるように、制... もっと読む
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