- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309631059
感想・レビュー・書評
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教育の力を読んでいたので、基本的な部分はおさえつつ、時代の変遷によりさらなる議論が追加されている。
プロジェクトの三類系は見直しを行うのに参考になる。課題解決型、知的発見型、創造型。
低次の忍耐力ではなく、自分が探究したいことのために粘り強く探究する能動的忍耐力が必要。この議論はとても重要。やらされやただの理不尽を押し付ける意見に対して、目的を見た上で議論することができる。
また、義務教育学校では指導要領の何学年で何を学ぶかの規定が緩いというのは知らなかった。小中学園構想で行うのと、義務教育学校として行うことでは、進め方がかわりそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎週聞いているラジオ番組でゲスト出演していた苫野先生のお話を聞き、感銘して購入した一冊。現行の「みんな一緒」型の教育が様々な問題を引き起こし始めていることを指摘し、教育の「個別化・共同化・プロジェクト化」の融合を提案した書。教育の本質から問う哲学的な態度は案外この手の本には多くなく、相当学びを得られたし、希望が持てた本だった。
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教育のやり方ではなく、在り方が書かれている。これからの教育の在り方を問い直し続けるために、定期的に読み直したい。
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教職,教職志望者,教員養成に関わる大学教員にお勧め。
当たり前(みんなと同じ内容を同じペースで同じくらいできるようになる)が当たり前なのか,当たり前でないならどうするのか考えて実行することでしか「変わらない」と説く。
いろいろな大人の事情はある。制度運用者は制度が悲鳴を上げなければ変えようとは思わない。であるならば,現場に一番近い者が信念を持って主張し実行していくしかない。それをする価値があると思うならば。 -
教育改革の必要性と方向性について具体的に知ることができる本。大変素晴らしい内容でした。今の教育課題を把握し、解決を図りたいという思いを新たにしました。この本の中で挙げられていた関連書も読みたい。
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「より良い」教育とは何か、その問いを投げかける著書。その考えの中核はこれまでにも述べてこられましたが、今回はそれを更に世間に広めるためのガイドライン的な位置づけの書籍と言えます。
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30年後の教育の在り方を提言された「教育の力」より5年。さらに具体的でパワーアップされた近未来教育への提言。「みんなで同じことを同じようなやり方で同じペースで」という現在の教育の在り方を、「学びの個別化・協同化・プロジェクト化の融合」に改革していく。そのためには、子どもや教員を「信頼し任せ支えること」
大きな教育システムを変えないと難しいと思うのだが、できるところからできる人から始めてほしいと筆者は言う。 -
歴史的・世界的な視点から、日本の既成(と思われている)仕組みに疑義を唱えている。が、現実味に乏しい。著者が設立認可申請中の軽井沢風越学園でこれを机上の空論で終わらせずに実現できるか、ひたすら自らのハードルをあげにかかっている本だと思う。大丈夫かな
そもそも教育成果の評価が難しいんだけど -
学びの本質とその方法論。
学びそのものを楽しみたい。