- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334747084
作品紹介・あらすじ
大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し、盗品を専門に売買する「泥棒市場」の存在を突き止める。この組織の背後には鮫島の宿敵、仙田がいた。一方、鮫島と同期でキャリアの香田は新設の組織犯罪対策部の理事官へ異動。香田は外国人組織の撲滅のため暴力団と手を組むことを画策していた。シリーズ最大の問題作。
感想・レビュー・書評
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新作を首を長くして待っているスリーズ。
姿勢正しく読む作品! -
ナイジェリアと泥棒市場。仙田はここで!?香田はどうした!?晶はもう…!?という内容。
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このシリーズは外れがない。途中で止められなくなって、一気に読み切ってしまう。
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やはり面白い!
アンダーグラウンドな世界…
読み出したら止まらない… -
生々しくそれが魅力
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毒をもって毒を制する。
毒は毒である。 -
新宿鮫の疾走感相変わらず最高です。
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新宿鮫でも 一番 スリリング。
鮫島の警察官としての立ち場がくっきりとして、
香田の戦略的な立ち場からの
外国人犯罪をなくそうとするのを
阻もうとする。
まさに、警察の良心にかけての闘い。
新宿は 犯罪の巣窟 のように思える。
ヤクザの跋扈する 時代は すぎて
外国人犯罪が 組織的に行なわれる。
中国人だけでなく ナイジェリア人の犯罪。
まさに 多彩な人種による 犯罪の 巣窟としても新宿。
盗品を扱う マーケットが存在する。
無防備であるがゆえに 犯罪が横行する。
犯罪が組織的になると言うことは、
犯罪のマネージメント力が 問われるようになる。
そして、それぞれの 役割分担から
プロフェッショナルが 生まれることになる。
まさに 犯罪自体も 進化していくのである。
その 犯罪を 防ぐためには
さらに組織的な抑制機関としての警察機能がいる。
組織と個人 というテーマが 覆い被さっていく。
深見と言うオトコの持つ 物悲しさ。
警察官、そして、公安。さらに サクラとなり、
日本と言う国を捨てたオトコ。
デラシネでありながら、花を育てる。
眺めるだけで、時間が過ぎていく。
過去にとらわれ 一歩 オトコとして前にすすめない。
そして 明蘭の 自立しようとする 強い意志。
プロフェッショナルになろうとする。
懸命に努力する姿勢は 悪の河も渡りきる。
毛利というヤクザなりの オンナへの接し方と愛し方。
『守ってやる』と言い切る。
実に長い本であったが 読ませるね。
鮫島、香田、仙田(深見、間野)、毛利(石崎)、そして 明蘭(古尾明子)。
それぞれのキャラが しっかりと浮き立つ。