- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334779795
感想・レビュー・書評
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'22年3月30日、読了。
久しぶりの東野圭吾さんの作品、でしたが…うーん…なんだかイマイチ、かなぁ。でも、好きな作品もありました。
「踊り子」と「さよならコーチ」が、好きです。どちらも、悲しい話でした。
表題作「犯人のいない~」が、一番東野さんらしいかな、なんて思いました。この作品集中、一番トリッキーだったかな、と。
星三つ、というか…四つに近いかな。でも、僕が読んだ東野さんの作品では、ちょっと┐(´ー`)┌期待が高すぎたみたいです。 -
昭和のにおいを残す東野さん初期の短編集。叙述トリックによるミスリード、二転三転の展開など、どれも捻りの効いた作品ばかり。あっという間に読み切れた。
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母の介護をしながら毎日本を読んでいる。
仕事を休んでいるものの、
介護の片手間なので中々進まない。
母の状況は変わらず悪く、
予断を許さない状況には変わりない。
本作は光文社文庫から出ている東野圭吾短編シリーズでもっとも分厚い本
「犯人のいない殺人の夜」とは収録されている1作のタイトルではあるものの、比較的どの話にも当てはまるものがある。
前半は面白かったけど、後半の話はあまり好みではなかった。
お気に入りは「小さな故意の物語」
エンドレスナイトでは、大阪時代に行っていた心斎橋のうどん屋が出てきて妙に懐かしくなった。
グリ横の喧騒とは別世界の空間がまた素晴らしいお店
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7つの話からなる短編小説。
特に2つ目の”闇の中の二人”が個人的に衝撃的なお話で好きです。読むたびに物語の進め方が好きだなと思います。 -
短編だけど一つ一つ最後はなるほどと納得行くようにまとまってるなと思った。二回読んだけど同じように結末にはなるほどとなる。
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1980年代に発表された短編たち。
私はどんでん返しミステリが好きなので、結構好みでした。
東野圭吾作品の中では、「悪意」に近い感じかな。人の悪意、思惑、狂気が絡み合って、(一部の人間にとって)予想外の結末に向かっていく。
「さよならコーチ」「犯人のいない殺人の夜」は特にそうだ。
この手の話、好きだなぁ。もっと読みたい。 -
短編でサクッと読みやすく、どの話も面白かった。
個人的には【踊り子】が1番好き。
結末がなんとなく予想できた話ではあるけど、実際にありそうだなと思って気に入った。 -
小さな故意の物語
まさに小さな故意の物語で少女の少しの恋心が
微妙に揺れて動いてしまったことから起きた事件。
シャレの効いたタイトルでこうゆうユニークなのも良いです。
闇の中の二人
まさか子供だと思っていた息子が
小さな息子の本当の存在を知って過ちを犯してしまった事件。
犯人も悪いけれど事件のきっかけとも言える義理の母も
誘発性があって悪い気がします。
踊り子
勉強に明け暮れていた少年が初めて人を好きになるという
ことから転じてしまった事件。
淡い恋心だったのに幻想になってしまって、
この短編集の中では何も自分の手を下していないのに
可哀想な事件でした。
この少年が事実を知ってしまったらどうなるのだろうかと
思ってしまいました。
エンドレス・ナイト
意外な所から事件のきっかけが生まれる。
人のおいたちというのも意外と
無視できないものだと思ってしまいました。
いくら自分の育った環境で親が
「大阪で商売を始めると何かにとりつかれたように
人が変わるのだそう」と言われて嫌いになったとしても
その後の環境で考えを変えるということが出来なかった
のかと残念な思いが駆られた事件でした。
白い凶器
死んだ夫の形見のお腹の赤ちゃんを流産してしまったことで、
自分を邪魔するものはどんな手段でも選ばないという事件。
ラストはちょっと何かに取り憑かれているようで不気味な余韻でした。
さよならコーチ
このトリックを読んでいる途中で物理学者湯川シリーズの
ガリレオのドラマの中にあった同じようなものを思い出しました。
もしかしたら同じものだったかと・・・
けれど今までスポーツ一筋で頑張ってきた選手が
その選手生命が突然断たれてしまった時には
一人の女性としての生き方を考えてしまって
これもある意味可哀想な結末でした。
ただこのコーチの傲慢さには怒りが出ますが。
犯人のいない殺人の夜
この短編集の中で一番どんでん返し感の強い作品でした。
結末を読んだら思わず最初から振り返って
読み返してしまい、文章のトリックにもやられたました。
この作品あたりが最近の長編へと続いていっているような
気がして東野さんの原点がここに出ていると思われる作品でした。
初版本は1994年というひと昔前の話ですが、
時代背景が今とは多少違っているものの、
それはその時代を通ってきたものとしては
それで面白さや懐かしさだと思って読めました。
最近の長編小説とはトリックの規模などが違うものの、
短編でもきっちりとしたトリックでまとまって
読みやすく楽しめました。
トリックの手法も様々な方法だったので、
東野さんでもこんなトリックを使っていたのだと
関心して読んでいました。
あまり東野さんの短編集は読んだことがなく、
初期のものも殆ど読んでいなかったので
またこれで今とは違った面白さがあって新鮮でした。 -
東野圭吾さんのミステリー小説を手軽に楽しみたいと思って手に取った短編集です。どのお話も内容が濃いのにまとまっていて読みやすく、お得な1冊でした。
ただ、最後のお話だけとても難解……
ホラーもお好きなまーちゃんさんとはちょっと...
ホラーもお好きなまーちゃんさんとはちょっと好みが違う私ですが、次、心の余裕ができたら、浦賀和宏さん、チャレンジしようと思います。今後もよろしくお願いします。
岡嶋二人、僕は結局一冊しか読んでなくて…恐縮です。
...
岡嶋二人、僕は結局一冊しか読んでなくて…恐縮です。
僕は最近、古本で、「冥の水底」をゲットしました。朱川湊人さんは、次はこれを読もうと思ってます。
浦賀和宏さん、是非トライしてみてください!でも、好みの分かれる作家さんかも⊙﹏⊙