カササギたちの四季

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927431

感想・レビュー・書評

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  • 友人の推理を推理していく。
    なんとも面倒なことをする。

  • 凄惨な場面は一切なく全編通じてソフトで軽い。暗さや重さはなく寧ろコミカル。ライト感覚でニヤニヤしながら謎解きを楽しんだ。動悸を打つこともなく心臓にはまことに優しい。

  • リサイクルショップの店長と友達の副店長の周りに起こったお話の短編集。4つの話が季節毎に分かれているけど、全部繋がっていてホントに道尾さん⁈って位読みやすかった。
    店長の的外れな推理を副店長が見事なまでに覆す推理は読んでて二度美味しい感じがした。
    最近の道尾さんは暗い話ばっかりだったから、今回はホンワカするお話でミステリーではなかったけど、読んだ後に面白かったって思えた。
    ただ、リサイクルショップで働く2人組のオトコ達が顧客を通じてその人が抱えている問題を知る…なんかどっかで聞いた事あるような。三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」のような気がして読めば読む程イメージが離れなかった。

  • 最初の話は、設定から何から不自然で途中でくじけそうになったけど、他の人の評価を見て最後まで頑張りました。が時間の無駄でした。

  • 2011 7/14

  • 影の努力をわかってくれている人がいるというのがいい。
    推理自体は比較的優しい。

  • 事件が大好きだけど的外れな推理を繰り返すリサイクルショップの店長と、機転をきかせてナイスフォローで辻褄を合わせる副店長のコンビネーションが秀逸でした。シリーズ化してほしいなー、もうちょっと読みたいです。

  • 四季をテーマにした4話からなる連作短編集。
    正直、主要登場人物に好感を持てない。日暮がなぜそこまで菜美のために心を砕くのかわからない。
    そもそも最初の華沙々木の推理のフォローをした経緯も、華沙々木の手柄にする必要があったのか疑問。
    4話めの和尚と息子さんの話はよかったです。

    1つの出来事に対して、視点が違えば解釈の仕方も様々なんだなぁと改めて思った作品でした。

  • 中古品買取店を経営する華沙々木さんと日暮さんの短編集。

    菜美を悲しませる訳にはいかない、のくだりが毎回出てくるから「?」だったけど、雑誌連載だったからなのかな。でももうちょい日暮さんの過去を掘り下げてくれないと、菜美にあんなに共感する理由がわからない…まぁ続編も視野に入れての伏線なのかもと思ったけど。その菜美もその存在もだけど最後が意味深だったりするから、ぜひ続編を出していただきたい。

    最後の住職さんと息子の話がほんわかして好き。

    あと、「女性のためにこっそり役に立とうとするのは男性と決まっている」って華沙々木さんのセリフが好き。
    自分もそんなことされる女性になりたいものです。

  • 道尾先生の作品の中では、比較的ほんわかした雰囲気だったと思います(^^)

    その反面、ちょっと物足りない感じもありました。

    四季のお話だけでは、まとめきれなかったのかなぁ??

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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