- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344403468
感想・レビュー・書評
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んー、確かにトリックのあたりでかなりしらーっとした空気が流れ出したよね。カウンセラーについてもちょっと強引だと思うし、ラストの捨て台詞も納得がいかない。。。途中まで一気に夢中で読んだだけに残念。
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2010
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新たな事件は過去の事件とどんな関係があるのか、犯人は誰なのか、どんな手段をもちいたのか、気になって一気に読んでしまった。人間の顔についての意味も興味深い。
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あ、ありえねー。
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下巻に入って、犯人を追い詰める描写が
増えてくるのだが、
解説で福井晴敏が触れているように
まあ確かにエッという気持ちもないではない。
これは成立するのかと。
でも、読みどころはそこじゃないので、
大して気にならなかったけど、
突っ込む人は突っ込むだろう。
畳み掛ける終盤からラストは圧巻でした。 -
作者の2作目、クライムノベルです。
最初のうちは読みが進まなかったが、上巻の半ばくらいからは一気に読んでしまった。
運送会社に勤める荒、坂井田、時山は、勤務中のアルバイトが運送会社の経営者、気良に見つかり解雇されてしまう。逆恨みした三人は時山の弟分、湯山と4人で気良宅を襲い夫婦を殺害し放火する。子どものうち姉は半身不随、弟は大火傷を負うが一命を取り留め、児童養護施設に入所するが、姉は自殺をしてしまう。
荒は主犯に仕立て上げられ、一人無期懲役となるが20年余の服役後に出所し、山田と名乗る男を頼る。
荒の出所後、間もなく坂井田、そして時山もが殺害され、荒を容疑者として追う警察は、21年前の事件捜査に関わり、当時から荒主犯説に疑問を持っていた老刑事、守年が捜査に戻り、ガンに冒されながら事件を追うが、守年の娘、朱音も芸能界から実家に逃げ帰ってくる。複雑に絡み合う人間関係とともに、事件は思わぬ方向へ動いていく。