わたしたちは銀のフォークと薬を手にして (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 6365
感想 : 381
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344429666

感想・レビュー・書評

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  • 元々友達から借りで読んでちゃんと自分で買ってもら一回読みました。
    私が本をさらに好きになっあきっかけの本。
    読み終わってもまたもう一度最初から読みたくなる。


    恋って素敵だなって、誰かを好きになれてその人と同じ時間を過ごすことができることって本当に素敵だなって思うの。
    好きな人との時間ってどれもかけがえのないものだと思うんだけど日常の中で一緒に食事をする。
    て当たり前だけどとっても幸せだと思うの。
    そのご飯のおいしさ、お酒とのマッチング
    一緒に共有できるなんてこのない幸せだと気づかせ
    くれる。
    そんな食事を通して2人の関係が深まっていく様子がすごく好感持てるしこうなりたいって理想的
    結婚とか付き合っって条件考えたり理想追い求めたりってのも大事だと思うけど結局は気持ち。
    お互いを思う気持ちがあればどんな問題も乗りこえていけるって思わせてくれる。
    日常の当たり前を大事に大事に積み重ねていける
    この2人みたいなカップル、夫婦になりたい。

  • 持病を持つ椎名さんと、真面目で頑張り屋なOL知世ちゃん。2人の優しさや温度感がとても心地よかったです。自分を大切に、丁寧に暮らしている。だからこそ旅や食事もとても素敵なものになる。

    なに一つ特別じゃないわたしと向き合ってくれる、関心と愛情。当たり前じゃないなと改めて感じました。

    何度も読み返したくなる一冊です。

  • 一つ一つのお話が読みやすくて、食事や旅の描写もよかったです。
    主人公と病を抱えた彼のやり取りが興味深かったです。

  • 2017年
    30歳独身OLと その友人達のリアルな恋事情と結婚観。
    12章ありますが、妙齢な大人達の少し贅沢な食事が、恋愛事情と共に描かれています。始まりが、雑誌の「お菓子にまつわる掌編」からなので、その流れでしょうか大人の男女が、贅沢な食事をしたり、旅先で食事をしたりするのは、恋愛最中感がありますね。
    主人公の女性が好きになってしまった人には、完治できない病気がありました。結婚となれば、ほとんどの人が、悩むところです。しかし、彼女は、比べることができない彼の居心地の良さに、
    一緒に生きることを選びます。
    ラストの石垣島の章は、夢か幻想か 未来あるふたりを読めました。

    • おびのりさん
      京極堂1冊に付き、島本さん7冊はいける。
      京極堂1冊に付き、島本さん7冊はいける。
      2023/09/13
    • みんみんさん
      わたし今回の図書館は薄めの本ばかり借りました〜
      ちょっと疲れ気味(๑•́ ₃ •̀๑)
      わたし今回の図書館は薄めの本ばかり借りました〜
      ちょっと疲れ気味(๑•́ ₃ •̀๑)
      2023/09/13
    • 傍らに珈琲を。さん
      京極堂をここで出すんですね 笑笑
      京極堂をここで出すんですね 笑笑
      2023/09/14
  • すごく読みやすい本でした。
    人それぞれ愛の形ってあるんだなと感じました!

  • 「好きだ、とも、付き合おう、とも言われていないけど、月に二回くらいはデートする。」
    そんな二人の関係を今の自分と重ね合わせて、せつなくなって泣きながら読んでいたら、かなり前半での想定外の重い告白。
    一緒に美味しいものを食べて旅行して、一緒にいるだけで楽しいと思える人に出会えるのって、人生で何度あるだろう。消えることのない大きな不安を抱えながらもお互いのことを想い合いながら一緒に生きていく二人の関係がうらやましく、幸せな気持ちになれた。

    食べ物の描写がほんとに美味しそうで食べたくなったし、旅行の場面も景色が思い浮かぶ感じでいろいろ行ってみたいなと思った。

  • いろんな登場人物それぞれの視点でのエピソードがあってよかった。
    誰のために、なんのために生きるか。
    自分のために何と関わるのか誰と生きるのか。
    大きいことも小さいことも一緒に楽しめる人を見つけたいと思った。

  • あとがきの言葉がとても心に残りました。

    他人と共に生きることは難しいけれど、それでも人と人が出会うのは素晴らしいこと。1人では得られない価値観をこれから先生きていく上で私も見つけられますように。

  • 2年ほど手元に持て余していて
    やっと読んでみたら、惹かれる良い作品でした。
    島本理生先生との出会いの本。
    またいつか読み返したいです。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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