- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344431270
作品紹介・あらすじ
大増量150ページ!! 著者こだわりの超大幅加筆により新しく生まれ変わった、令和完全版!
神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。聖徳太子、平清盛、北条時宗、徳川家康ら最重要人物を“一本の線”でつなぐことで国家の変遷を浮き彫りにすると同時に、大伴部博麻、荻原重秀など、重要な脇役にも焦点を当てる。当代一のストーリーテラーによる日本通史の決定版。(古代〜江戸時代までを収録)
日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。<略>ヒストリーという言葉はストーリーと同じ語源とされています。つまり歴史とは「物語」です。本書は日本人の物語、いや私たち自身の壮大な物語なのです。(序にかえて、より)
感想・レビュー・書評
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友人が、おすすめ!と貸してくれた上下巻2冊
歴史のお勉強?と思いきや作者が百田尚樹氏だから読みやすい。
縄文時代 弥生時代から始まり神話の時代大和政権と続き「古事記」「日本書紀」「万葉集」の誕生、そして平安時代。
今大河ドラマ「光るきみへ」の主要人物、藤原氏の成り立ちから、なぜ武士の時代へ変換してゆくのか。
ところどころに「コラム」が有り百田氏目線の解説と意見が!
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百田尚樹著『日本国紀』に「歴史改ざんファンタジー」のPOPを掲げた大阪の書店 店長が語る「『批評』の意味で掲示しました」 | Smart...
百田尚樹著『日本国紀』に「歴史改ざんファンタジー」のPOPを掲げた大阪の書店 店長が語る「『批評』の意味で掲示しました」 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
https://smart-flash.jp/sociopolitics/167547/12021/12/24 -
「日本国紀」読者こそ読んでほしい 「南京大虐殺はウソ」論を検証 | 毎日新聞(有料記事)
https://mainichi.jp/arti...「日本国紀」読者こそ読んでほしい 「南京大虐殺はウソ」論を検証 | 毎日新聞(有料記事)
https://mainichi.jp/articles/20220304/k00/00m/040/434000c2022/03/06
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万世一系の天皇を中心に独自の発展を遂げてきた日本の通史を日本の誕生から現代までを描く。
上巻は、古代から幕末までが描かれており、日本史を一本の線でつないだようにとても分かりやすく歴史をとらえることができました。
これまでも歴史をある程度学んできたつもりですが、長い歴史をこうして物語のように読み解くことで、新たな日本の歴史の魅力を味わうことができました。
学問として知ることも大切ですが、日本人である自分のアイデンティティをしっかりと持つ意味もこの作品から強く感じました。
他国の人を尊重しつつ、日本人として胸を張って生きていきたいと思いました。
下巻も楽しみです。 -
上巻は幕末までの日本の歴史を解説してある。
それぞれの出来事などの原因や繋がりが解説されており、なぜそれが起きたのか、どういう意味があったのかがよく分かる。
巻末の膨大な参考文献からも分かるように、とても綿密に調べていらっしゃる。
その上で、ご自身の感想や想像を語っているので、その部分をどう思うかは各人が判断することかな。
日本贔屓に思う部分や恐らくこの本には載せなかった事実ももちろんあるだろうけれども、とても勉強になった。
歴史の教科書では知りえないことも多く載っているので読んでよかった。 -
日本人として生まれた限りは、日本の歴史を学び直してみようと思ってとった本、
大変興味をそそられる内容でした。その中で
日本列島は、太古から多くの災害に見舞われてきたが、その都度力強く立ち直ってきた。
日本人の持つ独特の忍耐強さ、互いに助け合う心、過去を振り返らない強さ、諦めの良さなどの精神は、繰り返しやってくる災害に立ち向かってきたことで培われたのかもしれない。その意味では、わたしたちの性格は日本という風土が生んだものかもしれない。
これからおきるかもしれない南海トラフ大地震のことを思うと、ここが一番印象に残りました。 -
『永遠の0』、『海賊とよばれた男』に続いて、百田尚樹先生の小説を読みました。
『日本国紀』は、日本の歴史(ヒストリー)を物語(ストーリー)として、楽しく学べる小説です。
小説全体から、日本人としての誇りを感じて、日本人で良かったと思えました。
上巻は、古代から幕末までの日本通史です。
下巻を読むのが楽しみです。 -
教科書を読んでいるようで、
初めは中々進みませんでしたが、
途中からは、続きが気になって
ペースがはあがりました。
学校の教科書で、
訳がわからないまま
年号などや人の名前を
おぼえさせられていたのに比べ、
因果関係などがわかって
余裕がある受験生などは、
本書を読む事をお薦めします。
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世界史を学んでいると、日本は歴史浅く閉鎖的国家という印象を持ちがちで、ある意味西欧諸国に劣等感を覚えることが多い
本書は中立であるべき歴史書の役割を超え、愛国心故の解釈が混じるものの、
・中華大陸に根付く易姓革命や欧州の革命文化と異なり、万世一系を貫く天皇や源氏血統縛りの征夷大将軍等血筋を大切にする伝統主義
・17条の憲法制定時代から争い事を嫌い平和や礼節を重んじる国民性
・地理的に孤立していた故独自に発展を遂げた室町時代の侘び寂び文化や江戸時代の上下水道技術
など、日本の素晴らしさを気付かせてくれる -
百田尚樹『[新版]日本国紀 上』幻冬舎文庫。
上巻は、縄文時代から幕末までの日本史のダイジェストが淡々と綴られる。
歴史小説という訳でも無く、特に捻りも脚色も無く、淡々と。
余りのことに愕然とした。日本史の教科書の方が図表や写真がある分、まだましだ。
本体価格750円
★★