ドラッカー流 最強の勉強法(祥伝社新書207)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112073

感想・レビュー・書評

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  • ドラッカーってマネジメントのイメージが強いけど、自己啓発の分野も非常に優れているのでオススメ。経営者の条件と一緒に読んでみた。

    目次
    第1章 長距離型勉強のすすめ――「3カ月と3カ年勉強法」とは
    第2章 勉強テーマはこうして決める――「価値観」「強み」「機会」の3要素
    第3章 目標をマネジメントせよ――成果を上げる目標設定と自己管理
    第4章 時間をマネジメントせよ――勉強時間を確保するための3つのステップ
    第5章 「何をしないか」を決めよ――「選択と集中」と「フィードバック」で実行力を上げる
    第6章 徹底的にインプットせよ――入手情報の「量」と「質」を上げる技術
    第7章 勉強の成果はアウトプットで決まる――書きながら考える技術

    ドラッカーの経営者の条件をベースに書かれている著書は、経営者の条件をさらに実用的に落とし込んである。ドラッカーの自己啓発を学ぶ際、著書の方が導入編として適しているのかもしれない。

    著書では、勉強法を短距離型(3ヶ月)と長距離型(3年)とに分けることを提案している。社会人の勉強って、期限が無くダラダラと続けてしまいがち。そうではなく、期限を設け、さらには明確な目標設定を行なうべきと述べている。3ヶ月という期間は区切りが良く勉強するにはちょうどいいかもしれない。

    著書では、勉強テーマの選定について、「価値観」「強み」「機会」の3基準の観点から行なうべきと提案している。それはちょうどドラッカーの主張である、企業の事業活動と同じである。企業に当てはまることは、個人勉強にも当てはまると考え、むやみに勉強テーマを設定するのではなく、3基準に沿ってテーマを設定したほうが、個人の成果も挙げやすい。

    勉強の道は果てしなく長い。著者も、趣味を生涯の勉強にすると述べている。やはり勉強というのは、仕事と関連しないと続かない気がする。仕事と関係ない勉強を続けようとしても、日常の「機会」と連動していなければ、アウトプットをする場が無くなって埋もれてしまいがちである。勉強している側としても、単に「機会」を待っているだけでなく、「機会」を呼び寄せる努力も必要なのかもしれない。何をするにも、勉強することで何が得られるかという成果を意識して実行し、成果が得られそうになければ、スパッと切ってしまう潔さも必要と著者も指摘している。

    著書の最後に、「勉強は終わりなし」と述べている。この言葉は非常に深い。勉強次第で、将来の可能性は大きく広がるし、その可能性を持っているのは自分自身である。「勉強は終わりなし」と心に刻んで、まずは今年1年がんばってみようと思う。

  • 【読書】3ヶ月、3年という具体的なスパンを設定し、明確な目標の下で勉強すること。90歳台になってもあくなき向上心はすごい。

  • ・ドラッカーブームに乗じたクソ本。
    ・楽してドラッカーの理論を学びたい、楽して勉強をしたいという怠け者のニーズを捉えたマーケティングに拍手。

  • 「経営の神様」「マネジメントの父」と称されるピーター・ドラッカーの著作からその知的生産手法を集め、「勉強法」としてまとめた本。(実を言うとドラッカーって全然知らなかったのだが)
    知識は常にメンテナンスして更新していかないと陳腐化してしまうので、自分で勉強テーマを決めて(期限はそれぞれ3ヶ月と3カ年の2種類)生涯勉強を続けたらしい。
    テーマの決め方、勉強の進め方、インプットアウトプットのやり方など詳しく解説してあり、面白かった。
    それにしてもこの手の本には、読書でインプットする際は重要な箇所のみ読んであとはとばせと必ず書いてあるが、ビジネス書や学術書はそういう読み方が普通なのだろうか。

  • 勉強=執筆法をベースに書かれているが、企画系の業務にも十分に援用できる。

    自分の最も調子が出る時間帯に最重要業務を充てる、という考え方が面白い。

  • ドラッカーがいかにして計画的に自分の能力を作り上げてきたかがわかりやすく書いてあった。

    要するに学ぶためのhow to本といったところ。

    印象に残ったのは本は借りるのではなく買った方が後の財産になるということ、またダ・ヴィンチも行っていたという発見の手帳は今まではテーマ別のノートだったのでまとめてみようかなぁと納得。

    それにしてもドラッカーの吸収脳は素晴らしい。

  • ドラッカー要素薄し。
    ドラッカーを読んだボクの勉強法。

  • 読み応えあり

  • 強み・機会・関心事を中心に計画して学び、アウトプットする。
    これを習慣化して常に成長していたのがドラッカーだったことが改めて分かる本。
    せっかく読んだのだから、実践につなげないと・・・。

  • ドラッガーの看板を降ろすと、特に真新しさを感じない内容でした。
    ・アウトプットが大切
    ・3カ月の期間を設定する
    など

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学嘱託講師。心理学や哲学、美術、歴史、情報技術など幅広い分野で執筆する。
心理学系の著作に『図解 影響力の心理学』『図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』(Gakken)、『マズロー心理学入門』『人間性心理学入門』(アルテ)ほか多数。

「2023年 『図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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