観覧車 (祥伝社文庫 し 10-7)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 668
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332266

感想・レビュー・書評

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  • 最後がどうなるのか、できたら結末を知りたい。続編が出るとあとがきに書いてあるけどいつになるのか。

  • 私立探偵を営む夫が突然失踪し、「いつか帰ってくるだろう」と信じる気持ちと、「裏切られたのでは」という猜疑心に挟まれながらも、夫が帰って来た時の居場所を残しておきたい一心で、素人の唯が事務所を維持します。その姿が切なくて痛々しかったです。
    最後の章は、何故貴之が姿を消したのか、おぼろげながらようやく分かってきます。ただはっきりしない部分が残っているので消化不良な感じでした。

  • ものすごくもやっといらっとする終わりかた。特に深みも感じられない話
    だし。残念。

  • ある日突然行方不明になった夫の跡を継いで探偵になった女が主人公の連作短編集。

    男を待つ女の心理がよく描かれていて、読んでいて胸が痛くなりました。
    京都や新潟の描写も見事で、旅に出たくなりました。
    主人公・唯が成長していく過程も見もの。

    すべての女性に読んでいただきたいです。
    きっと共感するはずです。

  • 失踪した夫を待ちながら、探偵事務所を細々と続ける女性の話。

    短編集だけど、少しずつ話が繋がっていて、先が気になる。しかも、旦那さんがなぜ失踪したのかが分からずじまいで、続編を早く読みたい。

  • すっごいモヤモヤする。でも、それはほめ言葉。気になりすぎて続きが読みたいような、読みたくないような。好きな小説はいつも、主人公にしあわせになってほしいと、思ってしまう。唯よ、幸せになってくれ。

  • 失踪した夫を待ち続ける女性のお話。

    とても切なく、もどかしい。

    このお話の中では、結局、夫の失踪の謎は何も説明されない。
    うーん、続きがどうしても気になる、ニクい設定だなぁ(笑)
    ぜひ、続きを読んでみたい。

    ところで、主人公は下澤唯という名前の女性なんだけど、これまた、ニクいなぁ(上手いなぁ)と思ってしまう。

    名前の「唯」。

    「ただ…」とか「それだけ」といった意味がある言葉。

    たまたま近くにあった辞書を引くと、もうひとつ、「ひたすら」という意味がある。

    ひたすら、待ち続ける。

    弱さや色んな感情と戦いながら、やっぱり、まだ「待ちたい」気持ちがあるんだな、彼女の中では終わらせられないんだなと思うと、彼女の心情を考えれば考えるほど、物語に引き込まれていく。

    なんだか、「やられた」と思った。

  • くらーい話でした。
    連鎖小説ですが、一つ一つの話は謎解きが簡単すぎてすぐに分かっちゃいました。
    最後は唐突な感じで終わってるし、、、あんな終わり方だと、とりあえず続きは気になるので、これから続編の回転木馬を読んでみようと思います。
    続編は、納得の行く終わり方だったらいいなー。

  • 突然すごいところで終わったから
    「えっ?」って思ったけど、
    続編あるんやね。
    悲しい結末しか待ってなさそうやけど、
    このままじゃ気持ち悪いし読んでみよ。

  • 全体で一つの流れのある短編集。明るい話ではないけれど短編なので気楽に読めました。だんだんと話に引き込まれていって、ラストの短編までつながっていく感じが面白かった。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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