観覧車 (祥伝社文庫 し 10-7)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 668
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332266

感想・レビュー・書評

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  • 2008.03.30 読了

  • 連作短編。
    連作短編を読んで「オチは?」って思ったのは初めてかもしれん(苦笑)1番大きな謎が解決してませんから!・・・これって続編があるってことなのかなぁ。そうでないと全然解決しとらんよ。
    主人公である唯は失踪してしまった旦那をずっとずっと待ち続けていて。彼女のその感情を切ないと感じる人が多いのかもしれないけど、わたしは何故だかかまったく共感できなかった。彼女の生き方を格好良いとは思えなかったし、切なさも伝わってこなかったなぁ。なので、余計にミステリとしての部分だけでも明確な結論が欲しかったのかも。
    消化不良な1冊でございました。

  • 密室殺人のあとは切ないお話を読みたいなーと思い、「これは切ないです!」というポップに惹かれて手に取りましたが、女探偵と刑事が事件の謎を解いていくお話だったという・・・。

    解説が新井素子さんだったのはびっくり(笑)これも何かの縁かなー。

  • 読みやすい。短編集だけど時間軸に沿って配置されているのでひとつのストーリーとしても読める。

  • 20080115 購入
    20080105 読了

  • まだ読んでないけど、多分好きだとおもうから、、、買っちゃう。

  • 失踪した夫のあとを引継いで探偵を続ける女性の連作集。最初は失踪から3年後で、ラストは10年経っていて、その間の彼女の感情の動きなど、仕事や事件を通しながらその根底に流れる寂寥感が特徴的。面白い、とは言いがたい。切ない。残りページを見ながらすっきりしなさそうだな、と思ったらやっぱりなーていう。是非結末を見たい。
    ※「回転木馬」に続く。

  • 夫が急に失踪し、彼が戻るのを待つためだけに探偵事務所を引き継いだ唯。かつかつの収入でやっていく彼女だが、引き受けた事件を追う間にも、夫の失踪への疑念が影を落とす―――実際に連載が長期にわたったことも影響しているのか、作中でもかなりの長い時間が流れる。夫への思慕のあまりにぐらぐらと揺らぐ彼女の有りようがあまり好きにはなれないので、★3つ…

  • 失踪した夫を待ち続ける下沢唯。夫の居場所を残しておきたい、という思いから探偵事務所を引き継いだのだが、浮気調査など気が滅入る仕事ばかり。あるとき、行方不明になった男の捜索依頼が舞い込んだ。手掛かりは白石和美という愛人。が、和美は日がな寂れた観覧車に乗って時を過ごすだけだった。彼女の心を占める虚無とは?静かな感動を呼ぶ恋愛ミステリー。
    以前に読んだ回転木馬の前の話。アレだけでも十分読めましたが、ちょっと気になっていたのでこっちも借りてみました。こっちは短編集です。回転木馬よりも読みやすかったですが、どっちかっていうと、緊迫した状態が続く回転木馬のほうが私は好きです。

  • 失踪した夫の事務所を継ぎ、探偵家業を始めた女性が探偵をしながら夫を待ち続ける、連作短篇集。
    失踪から10年、ようやく夫が失踪した真相に少し近づけたところで終わってしまったので「回転木馬」が早く読みたい!
    期待以上に面白かった。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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